2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

パリ2

近所にあるグレヴァン蝋人形館へ行く。アムスとの差異が興味深いのと、レイノー関係の装置、フーディーニ関係の写真、ここかしこの奇怪な内装を記録しておく。ここでも重要なのは鏡である。人形の間に入りこむための鏡。万華鏡の効果を生み出すものとしての…

パリ1

パリ到着。知り合いはなんとサンルイ島に住んでいるという。 今日はひたすら歩いてワイン飲んで終了。 写真は待ち合わせ場所のノートルダム大聖堂。偶然飛行機雲が三筋かかったので撮っておく。

アムステルダム

国立美術館で17世紀絵画を嫌と言うほど見て、ゴッホ美術館でゴッホ好きの人々を嫌と言うほど見る。特別展マネと海もついでに見る。そこそこ良かった。海を描くことが連続したテーマになりそうである。 画像はオランダ三人組の蝋人形。ゴッホのひまわりが鏡に…

アムステルダム

デン・ハーグへ。 メスダハのパノラマを見にいく。このパノラマ、保険がいくえにもかかっていてこれで浮き出しを体験できない人は皆無と思えるほどである。その割に皆指差し確認しかしていなかったのだが。 美術館でモンドリアン、フェルメール、レンブラン…

到着

アムステルダム。 コーヒーショップの甘い香りを潜り抜けて宿に着く。 さっそく近所の蝋人形館に行く。蝋人形館のことをsceneramaという。なかなかネタ満載であった。アップした画像は蝋人形館の壁をくりぬいた形でこちらに微笑んでいるアンネ・フランクの蝋…

面接官

朝再校を片付け、旅の準備。 午後専修分け面接。10人面接して得意技を聞く。予想以上に長引いてどっと疲れる。

情報収集 その2

再校&情報収集。 ラルティーグ展、顔展についでビル・ブラント展。ラウザーバーグ、エイドフュージコンの資料、ゲインズバラのショウボックス等などを調べる。V&Aにパノラマ画があるという。サイズはこのうえなく小さいので不完全な半円形のものなのか。…

情報収集

各種情報集め. パリとロンドンとアムステルダムに10日ばかしで嵐のように駆けずり回るなどという無茶は、もうそろそろやめたほうがよいかもしれない。

ポッター お辞儀 ボール焼肉

トールボット・ミュージアムのあるレイコックを調べているとどうやらそこがポッタリアンの巣窟であることがわかった。レイコック・アビーは撮影にも使われている。ならばポッター第一作を見てみようかとも思う。このネタ、出したくないが魔法と写真というテ…

人形 歌舞伎 第三項 手つき

旅準備をしていていつも思うのだが、なぜ日本の都市の中央駅に両替所がないのだろう。もちろん時間幅の狭い外貨両替所はある。しかし都市の中央駅は24時間体制であるのが普通。つまり日本の中堅以上の都市はここいらへんがインターではないのかもしれない。…

会議 戦博 水平

「先生今日はどうして大学に来てはるんですか」。 会議だっちゅうの。 午前から会議3本。6時まで油汗かきながらいろいろな話を聞く。国立大はどこもこんな感じなのだろう。 ヴィリリオのフライトシュミレーターの話が気になる。今回は戦争博物館を重点的に…

送霊 メスダグ ディオラマ本

朝方原稿完了&送付=送霊。そのままあれやこれやの雑用を済ます。教務から志望人員がやはりオーバーしたことを聞き、肩を落とす。ひとり専修ではこういう小さな仕事が徐々に体力を奪っていく。 メスダグのパノラマ、欧州現存ディオラマ・リストを作成にかか…

夏らしく

引き続き校正行為。よせばいいのに大幅に書き直しを始めてしまう。もうこれは性分なのかもしれない。海外行くまでに再校が届くことを祈る。 その原稿の末尾に、デジタル写真とは、実はアナログ写真が心霊となって、自らの死を否定しながら、いっそう厄介で手…

心霊写真原稿校正。

朝病院へいき、午後エアコンのクリーニングを見守り、同時にADSLの設定作業をする。そう私はこれまでダイヤルアップ接続というスネイルなものを使用していたのである。さらにNTTの担当者と話をして、2ヶ月後の光ファイバーへの移行を計画する。そうこうして…

写真の時間と夏季特訓

朝から1年生持ち回り授業。写真論入門。写真を見たり撮られたりする経験にいかに厄介な狂気の時間性が具わっているのかを淡々と映画を見せつつ解説。たぶんわかりにくい学生も多かったのかもしれないが反応は悪くなし。後期の授業はやりやすそうである。こ…

オープンキャンパス

早朝から学生用の視覚資料を整理。 今日は会議4本とオープンキャンパス。話を聞きにきた2人ともホームページから来たという。拙いものでもホームページを作っておくと宣伝にはなるようである。 どうでもいい話だが、オープンキャンパスのオープンという語…

アンケート、ディオゲネス、バーカー

講義と試験。心霊写真論は最後まで行き着かず。前衛写真とのつながりをさらに掘り下げたバージョンに書き進めていく。講読は試験。これで火曜は終了。ついでに授業アンケートをとる。フィードバックを考えていこう。 トールボット論再開。ウィーヴァーの論文…

若旦那と眠り

京大近くの歯医者へ行く。いつものごとく歯のパノラマ写真を撮影してもらい治療。ここの若旦那にはもう十年来面倒をみてもらっている。ヤニと歯石を根こそぎにしてもらう。 ところで今週来てもらうカンフー好きの高野の電器屋も若旦那。京都は若旦那率がそも…

痛飲

痛飲の日。

坊主と監視

あんまり暑いので散髪へ。坊主にしようかと相談するが結局若旦那の説得でやめる。たしかにそれは恐かろう。ひげを生やそうが、サングラスをかけようが私は恐くなる。これでも気を遣っているのである。 夕刻本屋に立ち寄り五十嵐氏『過防備都市』を買う。もち…

十種競技の自由演技

午前専修の説明会。例年よりも訪問者が多く定員の二倍。さて困ったものである。基本的方針のみをしゃべって後はDVDを見せつつ感じを実演。うちは十種競技で自由演技だって訳の分からない妄言を口走っている。 午後若者ゼミ。シーレ・ヘアスタイル・松尾スズ…

凪なしの七夕

本家のステレオダイアリを久々にアップ。 今日はドイツ語講読と指導会その他。デュシャンを片付け、未来派宣言の感情過多な文章を読んで終了。学生の仮現運動の実験ビデオを見ながら弁当を食う。午後は学生に懇々と指導。スクランブル体制を整える。 京都か…

心霊写真論、モンタージュ、制服

講義講読。 講義は予告どおり今回は心霊写真。写真論や写真研究や写真行為の根幹に憑いてしまう心霊写真的なものを説明する。来週も心霊写真の残りを片付ける予定。今回は事例は少なかったので、来週は事例のオンパレードになることだろう。監視カメラ心霊写…

楳図的な顔

(>_ とりあえずガクトについてメモ。 ガクトがテレビに登場したての頃、あのDTが言いはなった一言は「紳士用肌着のマネキン」であった。それは理想的容貌を誉めるというよりも何か拵えもの的な感覚が彼に終始つきまとうということを直感的に言い当てた(か…

休み

今日はひたすら休む。

モネネタと授乳

学会。モネとルーベンス。 一つ目の発表はネタ満載だがまとまりがないところが残念。ネタは面白かった。二つ目の発表はこぎれいにまとまってはいたが自身の言説の欲望が不明であるところが何かもどかしかった。父が娘の乳を吸う。それに反応するさまざまな人…

スイス絵葉書とウメズ特集

ちょっと病院に行ってから夕方本屋。 細馬さんがスイスの絵葉書について今月号のユリイカに書いている情報を得たため。スイス知覚史はいつか本格的に取り掛からないとと思いながら足踏みしている。時間が欲しい。 この連載の掲載されている今号がウメズカズ…

子どもと男くささ

若者ゼミ。児童関係の発表2つ。人形劇と児童画の問題。 子どもを自由で無垢で想像力に溢れたものとみなしてしまう大人の視点を相対化するためにこそ児童の問題は扱うべき云々とコメントする。素材としてはどちらも面白かったが、それを扱う視点が肝心。 夕…