2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

広告素材など

風邪でふせる。思いのほか長引くもの。■ レポート読み継続。なかなか進まず。朦朧として朦朧とした文章を読むとさすがに効率は悪い。…いやいや私が朦朧としているのであろう。 そういうわけで今日読んだポスター素材(http://www.toonippo.co.jp/news_too/nt…

祈り棒+レポート読み

小康状態。 携帯電話を買う。 通称「祈り棒」とか「コンパクト」とかと呼ばれていた携帯をなぜこうも皆が寄り目になりつつ凝視しているのかを考えたり、なぜ建物の入口や出口で散漫に反応速度遅く歩いてしまうのかを考えたり、なぜ交話的機能のみが突出して…

レポート読み

喉風邪。煙草不味し。 引き続きレポート読み。まずは文学部より。漫画分析が圧倒的に多し。 対象になっている素材は、 『動物のお医者さん』『MONSTER』『Pluto』『リアル』『少年少女ロマンス』『ミニチュア製造カメラ』『DEATH NOTE』『ブラックジャックに…

レポート読み

引き続きレポート読み。文学部編を片付ける。 『黄泉がえり』多し。そのストーリー自体はしっているが、どうにも観る気にならない。人は生き返らない。生き返ることというのは本質的におぞましいことである。生き返りようのないものが生き返って感傷的になれ…

レポート読み

■ 採点開始。 レポートのなかには気の滅入るものもあり、喫茶店をハシゴして採点することにしている。何百人登録しようがレポートにしているため、今期は現時点でのべ350本くらい。京都駅近くで大きな封筒を抱えて赤ペンを握り締めて目つき悪く喫茶店を移動…

標本的

1時過ぎから会議。終わると8時。またもお土産仕事をもらう。 会議中、シャーフのトルボット本をめくる。たしかに植物やレースのフォトグラムものは押し花的標本性が色濃く残っている。エックス線とかレントゲンまではいかないが、葉自体も透けて葉脈の細か…

箒づくし

立ち講義3本の日。今日で終了。 午前、ヴィジュカル関係。毎期このシリーズのラストには没ネタ特集をするのだが、その暇もなし。4本ほどネタを腐らせてしまう。午後、アマチュア科学者のネットワークから『自然の鉛筆』をある種の実験的プロセスとして構成…

ヴィジュカルと総合

昼から編集会議。ヴィジュアル・カルチャー特集の話し合いである。別の特集にもかめというのは厳しい。書けるけれど時間ないって。 話をしていて何だろうこの感覚は…。 グレイシーの代々と手合わせをしろと言われている感じである。エリオが脱線し、それをか…

プリントとタイプ

■ 喫茶店をさまよいつつ考える。 「プリント」と「タイプ」ということについて考える。写真も書物も版画もプリントと呼ぶ。元の型になるものであるタイプも写真にも活字にも用いられる――ダゲレオタイプやカロタイプという名称――。型の反復は布の柄――レース織…

友、遠方より

■ 友、遠方より来る。友といっても2、3度しか会ったことがないはずだが、でも友は友。ベルリンに4年ほど留学しているN君、彼が最近学会誌で30年代ドイツ映画で論文を発表していたこともあって20-30年代のドイツでの言説の話をする。以前も書いたが、ドイ…

気になるずれ

■ 以前、藤原ノリカの賃貸マンションCMについて書いたが、あの新シリーズ、けっこう複雑である(http://www.leopalace21.com/corporate/cm/ただしウェブ公開終了)。 前シリーズでは行き場のない彼女の浮いた状態が表現されていたのに対して――某電器メーカ…

業務日誌と相談所

■業務日誌 午前院生の発表ゼミ。ド・デューヴ論文紹介とブクロー論文紹介とアドルノ研究プラン提示の3本。ド・デューヴに関しては私のサイトでも紹介しているもの。なにがアクチュアルなのかを切り取る術が欲しい。紹介にも動機が要る。ブクローのアーカイ…

業務日誌

■業務日誌 朝6時起きの3コマの日。 午前2コマ。漫画論の系譜を紹介して視覚的快楽の話へ滑っていく。…にしても教養の授業を行っている教室は映像設備がすこぶる悪い。スクリーンサイズが小さく、おまけに3色分割のプロジェクタ仕様の200人教室。一般的に…

シャーフの思惑に抗して

しつこいが作業続行。 シャーフの思惑をまとめる。 シャーフはトルボット研究者の第一人者であり、その生涯のほとんどをトルボット研究に注いでいる。彼の言説は専門化しすぎて学者にはありがちなイタコ状態であるとも言える。もちろん、彼による実証的事実…

作業続行

作業続行。

指圧日和

バッチェン『Burning with Desire』の読み直し。哲学者や文学者等のカメラ・オブスクラという比喩的形象の用法を確認する。 植物学とトルボットについての論文を読み進める。 久々に指圧へ行く。ここには海外からの客も来るようでその話を聞いていると面白い…

特集とトルボット論あれこれ

夜半、ようやく懸案の書類を提出し、編集仕事にも先が見え、別の雑誌の話にもようやく頭をめぐらす余地ができそうな予感。これは、ヴィジュカル枠で徹底してヴィジュアルなものを扱うような議論を提示しながら――つまりヴィジュカルとは名ばかりで視覚的対象…

ナマル

発表と講読。発表は漫画の時間論と万博の眼差し。前者は歴史的切断への意識が必要であり、後者は歴史的視座を切断する意識が必要だと感じた。 講読はあいかわらずコッホのクラカウアー論。『映画の理論』の章に進む。学生が何となくナマッテイル。学生の正月…

雑用

朝ゼミ。論文紹介と発表。前者はボニゼール、後者はワーグナー。 どちらも発信する意向に問題を感じた。善戦マン的発表は制度の遺物だと思う。 午後会議、そして新年会。さらに二次会。ワインを何本あけたことか。 トルボットと植物学、19世紀半ばの写真に…

バックランド

バックランドの『トルボットと写真の発明』を読む。バッチェンとは対極的な地味な写真史本だが、普段彼の写真として白黒で見ているものがさまざまな色合いのままで複製されているのが長所かもしれない。ただし、昨日のシャーフのようにそれをオリジナル性へ…

彫刻写真と地上の星

論文集『彫刻と写真』からジョエル・スナイダー「19世紀の彫刻写真と代替の修辞」を読む。19世紀半ばから彫刻を撮影する際のアングルや照明が画一化し、撮影者を透明な存在にすると同時に写真をも透明なものにした経過がおさえられている。ただし、肝心のト…

トルボットとバベッジ

トルボットとバベッジとの関係について資料を読む。 ここでも他のところでも書いたが、デジタルと写真をめぐるステレオタイプ的な言説に対して、もう少しずれた視点から、つまり写真の根源とコンピュータの根源の接点から写真にともなう地殻変動をおさえなけ…

写真つき切手が写真切手になれない訳

■写真集論 1870年代の写真集と実証主義の言説との関係について資料を読む。写真が貼り付けられることで帯びる意味、写真によるグリッドの問題、継起と類似、通時と共時、イコンとインデックスの関係、ラファエッロの作品に倣った複製の版画の写真という問題…

キリストの頭部の写真

ゲッティから出ているグレアム・スミス『Disciples of Light(光の使徒たち)』をめくる。スコットランドでの写真の展開の問題も少し調べてみる必要がある。 その中に出ている図版で思い出したのだが、そういえばトルボットによる写真には『キリストの頭部』と…

盲目の牛と牛飼い

九大で視覚文化論の話をしたとき、食いつきがよかった素材にサックス&盲目の牛というものがある。 サックスの話は、数十年後に視力を回復したものの、生理学的には視神経のどこにも異常がないのに徐々に目の見えない状態へ陥る患者の話であり、ものを見ると…

新年会後

昨日は某所で新年会。 さまざまな人とさまざまな話をして深酒しすぎてダウン。

ハムソーセージ

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 皆さんにとって今年がよい年でありますように。ところで筋肉番付の特番を見てひとつだけ不意をつかれて笑ってしまった。米体操選手のポール&モーガンのハム兄弟についての実況である。 …