2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

硬直化した心にドロップキック!

■準備 仕事を抜け出して学会会場下見。 土曜日は晴れるか思い切り霧がかかるかしてほしいもの。 宇宙船の母船みたいな会場。 ■UFOとグレート東郷UFOとポストモダン (平凡社新書)作者: 木原善彦出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2006/02/11メディア: 新書 …

ペーパー・ムーン

■ 仕事で大学。雑用の山を片づけ、ふと気づくと次の学会誌原稿の締め切りが明日だという。融通はきくと思うが隕石並みの雑用が舞い落ちてくる。締め切りの融通をなるべくきかせるように働くことにする。■ MoMAでのデマンドの展覧会カタログを見る。カタログ…

こわキティ

■写真の狭さと深さ名作写真館 1巻 白川義員(1)「世界百名山」 (小学館アーカイヴスベスト・ライブラリー)作者: 白川義員出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/02/16メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (4件) を見るというシリーズ…

写真 かわいい

□携帯写真のunbearable lightness 葬式と携帯写真について以前ニュースになったことがある(→http://d.hatena.ne.jp/morohiro_s/20060219)。今朝テレビを見ていたら関西の芸人等がこのニュースについてお喋りをしていて、例のごとくの不謹慎であるとかない…

きもかわとこわかわ

□ 書類の山を半分片付ける。で、かわいいについて。 昨日挙げた本を読みながら、かわいいの諸相について考える。 ヴィジュアル・イメージ全般にわたって、かわいいものが蔓延しており、それを見過ごすことはできないということが第一にある。しかもそのかわ…

木曜日

■かわいい尻に火がつく 「かわいい」原稿の尻に火がついてきたので以前挙げたかわいい論を読む。「かわいい」論 (ちくま新書)作者: 四方田犬彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/01/01メディア: 新書購入: 5人 クリック: 156回この商品を含むブログ (13…

火曜日

■ 引き続きレポート読み50本。 資生堂マキアージュのCM、安野モヨコ『働きマン』、いがらし『ぼのぼの』、フリスクCM,荒木『スティールボールラン』、井上『バガボンド』、山岸涼子「私の人形は良い人形」、たかはし『最終兵器彼女』、高野『るきさん』…

月曜日

■レポート採点とか レポート採点。関係者には今やっているのかとツッコマレそうだがとにかく忙しいので。今期はレポートは4種類。ふたつはコンプリート。残るふたつにようやく手をかける。パノラマ論講義のものと、学部1・2年生用のメディアアート基礎論…

日曜日

■ ふたたびお仕事。 『美学芸術学論集』という研究室の雑誌を昨年の3月に立ち上げ(http://d.hatena.ne.jp/photographology/20050428)、今年もその締め切り時期になっている。次々と届く院生たちの原稿をあれこれと添削しては送り返してまた届いたものに唸…

親指しらべ

■サーカスの広告 資料用に購入したパンフについていた下敷き。 これで学校に持っていってクラスメイトに見せて周囲のサーカス行きたい感を煽るという伝播のしかた。 サーカスについては、ブログで佐藤氏がすでに書いているので付け足すことはあまりなし。ひ…

サーカスな日々

■ 朝5時まで神戸で飲んでいて、今日はお昼からサーカス。朝まで飲んでいた人はおそらくあきれていることだろう。また詳しく書くかもしれないが、とりあえず手短に。 子どものときのサーカス体験と大人になってからのサーカス体験では後者のほうが段違いにツ…

業務終了

■ 卒論諮問8本+修論諮問兼口述試験延長戦1本。 追い出しコンパで朝まで。最後はカラオケで体力を使い果たす。 京都組は最後まで食い気と眠気で葛藤しつつ帰京。皆さんお疲れさま。■ とりあえず来期の素材に日本語のもの。「ブレードランナー」論序説 (リ…

赤ペン先生

■ 引き続き論文読みながら移動。博士課程の受験者につっこんで、身支度して再び論文読んで移動。帰りの電車内で、何人か同じように険しい表情しつつ赤ペン握って卒論読んでいるひとがいたのには笑った。 これが明日終われば、紀要の原稿読み1本、その再提出…

論文読み装置

■ 延々と論文読み。そして大学。帰りのホームでも車内でもずっと論文読み。プロンプターみたいな論文読み装置が欲しい。こんなやつ↓ http://www.pageone.co.jp/prompter/system/promp_sys.html で、歩きながら向こうの景色も見えつつ、眉間に力を入れると赤…

鷲づかみと格闘技

■ さて平常業務。一昨日の美術館で作品梱包が始まっていて、それを特別に見せていただけるというお誘いまでいただいて、でもそれが雑用で無理だと分かっていて、後ろ髪をむんずと鷲づかみにされながら昼から夜まで書類作りと会議に明け暮れる。帰りの神戸の…

アーカイヴ論とドイツ写真

遅く起きて書類作り。 東京からいらした竹内さんと話していたのだが、ドイツ写真展の隠れた読みのポイントというのは、写真アーカイヴにあると思う。複数のさまざまな文脈で遍在していた写真の群れというものと、写真を撮り・造り、写真を見るということとの…

コロキウム

■コロキウム。 予想以上の多くの方が聞きにくれて大盛況でした。たぶん、150名弱ぐらいの参加者に来ていただいたようです。遠いところから足を運んでくれた関係者も多く、感謝しきり。また会場の設営等に当たっていただいたかたにも感謝。 コロキウム自体は…

展示の指示

■仕事 再度写真展に行く。 平日のこの時間なのに観客の数は結構多い。予想観客数もすでに突破したそうである。お茶をいただきつつ展示のことについていろいろ話をうかがう。 別にオフレコとは言われなかったので展示の指示についてまとめて書いておくと。 ・…

ラックス

■ 会議長すぎ。 大学の帰りにベッヒャー派ならぬベッヒャー・クライスという呼称を用いるプファブの議論を読む。ヘーファーといい、ルフといい、シュトルートといい、グルスキーといい、ベッヒャー夫妻のやりかたを端から失効させるような仕方で写真に取り組…

主観主義写真

■主観主義写真 今回の旅で当初計画していたのが日本ではあまりお目にかかることのできない写真関係の書籍。例えば、ミヒャエル・シュミットの写真集とかシュタイナートの写真集とか、本当に日本では手に入らない。シュタイナートが深く関わっていたフォルク…

グルスキル

■ また大学。院試関係の仕事。レポートもどっさり貰いつつ、3月の美学会の準備の算段をする。■ グルスキーについてのプファブの記述を読む。古典的な絵画との比較はさておいて、『パリ、テキサス』の冒頭の視線と絡めた一節は素敵な記述である。 「この映画…

コロキウムポスター

■ ガラシのグルスキー論読み直し。 リヒターとグルスキーの比較。《カラー・チャート》と《モンパルナス》、《グレイ・ペインティング》と《無題Ⅰ》。にてるっちゃあにてる。もちろんそれだけの話ではないが。 《モンパルナス》はこれ↓。この作品はルフとの…

写真の術ごっこ

■業務 引き続き院試で大学。同僚と2人での面談なのでさながら壁パスみたいな面談。受験者をそれで抜いてどうする。 終わってレポートどっさり抱えて帰京。■ドイツ写真 グルスキーについての論文を3本仕入れる。 一本目、フリードリッヒとグルスキーを絡め…

プレクシ

■ 院試関係で大学。今日は筆記で明日は口述。でてきたものを朝からすべて読み通す。ファッション、写真、映画、広告、演劇、美学理論と見事に分かれた品揃え。 合間に雑用あれこれ。その雑用が雑用を呼び。雑用の雪だるま状態。 それは明日に持ち越し。■ BT…

カメラワーク

■ ベルリンでいつもの通りぶらぶらしていたらカメラワークというギャラリーでエグルストン展が開催されている。これはみなければなるまい。エグルストンとはなぜかしらないがわけも分からず抱擁したことがあり、それ以来彼のことをエグちゃんと呼んでいるこ…