2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ふるカワ

■ リーグルの記念物崇拝についての諸説を読んで世界遺産の科研会合。芸術の現在性に時間的楔をいれるために、古さという概念をどのように導入できるのだろうか。そんなことを話を聞きつつ考える。 リーグルの古さの価値を読みつつ、「ふるカワ」を反芻する。…

心霊映画と心霊写真

■心霊メール 帰京すると郵便受けからはどっさりと心霊系の資料が飛び出してくる。軽い嫌がらせに近いがすべて注文品。…日常に戻った感じがする。ケータイ電話の怖い話―あなたの隣の怖い話シリーズ (二見文庫―二見WAi WAi文庫)作者: 恐怖実話コンテスト事務局…

電気屋

■ファンシーなヤンキーの偏在性 引き続き九州。 新しいPCを購入し、設置して諸注意をする。電気屋のごとし。 どうでもいいことだが、劇団ひとりが演じる田舎のヤンキーのようなひとが田舎のPC店には多い。ヤンキー/ファンシーの偏在化というナンシー関のテ…

大川

■ 九州。 大川栄作なみに箪笥と机とソファを動かす。 大川栄作について知らない人は検索してみよう。必ずタンス担ぎで出てくる演歌歌手である。福岡県の南西部の木工家具の町大川出身。この町は古賀政夫、大川栄作、タンス、陣内孝則の町。■ホラー・ジャパネ…

090-xxxx-xxxx

■ 「死の着信メロディ」。他の曲目のほとんどが090-ではじまる番号になっているのがミソ。 今のところ作業用には『リング』のH2H「Feel Like Heaven」(X TRAサウンドスケープ・ミックス)がよい。feels like "HEAVEN"アーティスト: HIIH,TOMO,TETSUAKI SAWACH…

回路障害

■回路障害 中古で届いた『回路』の画面がボタンのセレクトしだいでどうにも止まる。すぐに溶暗する、何か出てきそうですらある。映画が映画だけにこういう不良中古はやめてほしい。いや真剣に。 『回路』の音楽については、ヤフーのページで簡単な説明がある…

キング・ドラキュラ・心霊・メスタグ

■ホラーのテーマ ベタ続きだったのでキングもの。最後に流れるラモーンズ。 ついでに『イット』も。『スタンドバイミー』裏返しであり、最後がいまひとつ…と悪評の高い映画。これだけ悪評が高いと久々に見てみようと思う。■ドラキュラ資本主義説 『恐怖の臨…

ましかく写真

■ホラーのテーマ これもベタだけれどあげておく。■ケータイ都市伝説7 都市伝説を検索していると、おそろしくベタな伝説もある。 ひとつが「怪人アンサー」、もうひとつが「ケータイ婆」である。 前者は10台のケータイを揃えて順にかけていくと一台のみ向こ…

ケータイ都市伝説6

■ホラーのテーマ ベタですが、これ。涼しげでよい。X-ファイル ― オリジナル・スコア・オリジナル・サウンドトラックアーティスト: TVサントラ,マーク・スノー出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン発売日: 1996/10/25メディア: CD クリック: 3回こ…

不可視のものの可視化

■不可視のもの二本 以前も紹介したが、ハンブルクからヴォルフさんに下記の編著を送っていただく。Materialaesthetik: Quellentexte zu Kunst, Design und Architektur作者: Dietmar Ruebel,Monika Wagner,Vera Wolff出版社/メーカー: Reimer, Dietrich発売…

心霊のテーマ

■「心霊」映画の夏 ツタヤのオンラインサイトで、はからずも幽霊が映りこんでしまった映画リストがある。 これはたしかに有名。そして、こうした写りこみが映画の構成の中に入りこんでしまった映画もある。女優霊 [VHS]出版社/メーカー: バンダイビジュアル…

発表会

■田上 田上〔たがみ〕ではなく田上〔たうえ〕。世は田上明でもりあがっている、すわと思ったら全然違った。あいのりの話だったようである。それはテレビ論の問題として別個に論じることにする。 それはさておき田上明。 田上論を書きたくなって、とりあえず…

想い出に色をつけること

■色の記憶の像 Sally Eauclaire のNew Color/New WorkとThe New Color Photographyがようやく到着する。ニュー・カラーをやっている院生がいることもある。ユークレア(と読むのだろう?)の著書にはこれもある。猫写真好きのひとは買ってみてほしい。未見だ…

Mamory of Memory

■メモリのおまもり USBメモリをなくさないためにこんなものがある。お守り袋にいれるとなくさない、なくすと罪悪感がある、拾われても中を見られることがない、、のだそうだ。桐の箱入り。袋の裏面には「Mamory」の文字。誤植ではなく外部記憶のお守りなので…

かわいいの超克論

■可愛い越え、○○越え 正確にはかわいごえと読む。雑誌voceでの特集表紙はこれ。 「危険である。「カワイイ」はとっても危うい」という文字が見える。つまり、かわいいの濫用によって真のかわいいが危機に陥っている、だから真なるかわいいに向かうには可愛い…

つづき

■つづき で、昨日の書評会の感想。 音楽に対するアカデミックな言説と音楽の現在の一般的受容の実情、あるいは音楽の主観的印象批評と形式主義的な学問的言説、そうした現状と言説、言説相互の乖離、そこにどのようにして自ら言説をつむいで実践的に別の言説…

ファンシーでヤンキーな祭りの後

■ロケット写真 で、ロケットペンダントのサイトを探してみる。 ロケットペンダント・コム あるいはN-Heart 現在もあるロケット写真。幸運を呼ぶお守りであり魔よけであるという。 ケータイストラップにつけるロケット、しかも表面にデコれる余地のあるロケッ…

ロケットのなかの写真うた11

昼神戸から戻る。24時間寝ていなかったので六甲道で沈没。で三宮の白昼をなぜかぶらつく。■業務 昨日は授業最終週。 午前講義研究。写真とノスタルジアはかわいい論+もの写真論の一部として継続していく。かわいいの受容が、「かわいい」と享受している主体…

写真うた10

■ 早稲田文学が届く。 2004年9月号にはジェイムソン「『芸術の終り』か『歴史の終り』か」と小特集「写真×文章」がある。2003年5月号には北野氏の「後期資本主義と文化の批評―映画を批評するフレドリック・ジェイムソン―」の論文。■東松照明展 に行きそび…

写真うた9

■写真うた まだ届いていないけれど「遺影」も入った写真うたぐるぐる(初回)アーティスト: 野狐禅,江川ゲンタ出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2004/10/27メディア: CDこの商品を含むブログ (11件) を見る その四角い囲みからは 今にも希…

写真うた8

■マドンナ・コネクション スターの写真が出てくる写真うたとして『ヴォーグ』含めて遅まきながらマドンナビデオを通し見する。ついでに『ライク・ア・プレイヤー』のペプシCM版をダウンロードしてみる。ここにはノスタルジーと運動映像の問題を見てとるこ…

写真うた7

■想い出の想い出としてのノスタルジア フィリップ・K・ディックの『時は乱れて』から話を始めるジェイムソンのポストモダン論を読みすすめる。ノスタルジア問題を考える時に、時間の層を少し複雑化して考えるための準備として。この小説は、たしかに『トゥ…

写真うた6

■フォト短歌 というのがNHKの「土曜の夜はケータイ短歌」ウェブサイト限定で掲載されている。いちおうデーモン小暮つながりということで。 写真=俳句説というのが厳然としてあるように、身の周りの写真に言葉をつける営為はフィールドワークしておく必要も…

写真うた5

■雑用 ポスター作り。今回は手づくしでいく。 その他雑用原稿書きにかかる。■今日の写真うたCAMERA TALKアーティスト: FLIPPER’S GUITAR,DOUBLE KNOCKOUT CORPORATION出版社/メーカー: PSC発売日: 2006/08/25メディア: CD クリック: 16回この商品を含むブロ…

写真うた4

■ノスタルジア写真 ・午前ノスタルジア写真講義。最初30分写真うたを16曲流す。エミネムから始めて、写真の語られ方が過去への執着からしだいにはなれていき、写真のすでに終わったという過去完了形への違和感を示す椎名林檎まで今日はたどる。 来週はさらに…

写真うた3

■写真うた 引き続き写真うた探し。時に歌詞はないドラマの挿入曲もヒットする。例えばこれ。ごめん、愛してる オリジナル・サウンドトラック(DVD付)アーティスト: TVサントラ,パク・ヒョシン,ジョン・ジェウク,J,バダ,キム・ソンピル,イ・ソジョン,ソ・ジン…

写真うた2

■写真うた 写真うた引き続き。エイジャは購入。kaerusanの書き込みであったように「ペグ」が写真うた。くるりは「冬の亡霊」のみ購入。後者の「コンパイルしたアルバムから」冬の亡霊が現われるのだけれども、このアルバムは写真かどうかは定かではない。ち…

写真うた1

■ 写真が歌詞に入ったものが実は100曲ばかしあったので、適時ダウンロードできるものはして、それをかけながらノスタルジアの諸説を訳す。 「写真」以外でも「カメラ」「フラッシュ」「シャッター」でも検索できる。こうなると数は無数に膨れ上がる。 とりあ…

スクリーン

■東京行き 表象文化論の学会に行ってきました。学会にも入りました。 写真を研究していてしかも関西にいると不思議なことに気づく。 一方でそれは、美学、芸術学、美術史、文学、映像学とそれぞれの分野のひとが写真を研究していて、毎度関西に来られたとき…