2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

レクチャー終了

レクチャー終了。一言、盛況に感謝。 定員超える多くのひとたちに熱心に聴いていただき、ありがとうございました。 機会を与えてくれた方々にも感謝。いい場所でいいスタッフでこんな奇妙な話で盛り上がってくれて――というか朝まで霊とデジタルの話つづき――…

準備×準備

神戸。編入試験の面接と学会予行演習。 『降霊』のあのギクシャク動く霊のようにギクシャク帰る。■告知 明日は以前も告知した心霊写真論レクチャーをします。 余地があるかどうか分かりませんが申し込み可能ならばよろしく。 終わったあとはほっこり新宿で飲…

Pockets of Plenty

神戸。明日も朝から神戸。 『美しい罠』の最終回はやはり見れそうにない。■メディアの考古学 メディアの考古学のフータモの文献情報 邦訳は今のところ 「テクノロジーの過去が復活する」『InterCommunication』14号、 「ニューメディアのアルケオロジー」『I…

ケータイ写真論

神戸で会議。 ついでに『呪怨』コピーしようとしたらビデオ機が壊れる。 怖くないけど怖いかもしれない。■ケータイされる物語 小池さんからケータイ写真論を送っていただく。「ケータイされる「物語」――携帯電話における写真――」面白かった。簡単にまとめて…

武露愚

■詩集 に並んで 夜露死苦現代詩作者: 都築響一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/08/30メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 33回この商品を含むブログ (61件) を見るも注文する。これはファンシーなヤンキー論(かわいい論)のための資料。 今日のタイト…

ものカメラ

■ものカメラ ふらっと本屋へ行くと本屋でカメラが売っていた。トイカメラのひとつ本カメラ。 同店の他のページではキティカメラやステレオカメラ、いきものシリーズカメラも売っている。もの写真論にならぶ、ものカメラ論の資料に。カメラコレクション自慢や…

予定

■ CTRL〔SPACE〕 フータモ論文が載っている らしい。 フーコー的監視以降の監視の現在をおさえつつ、写真映画ビデオの問題を考えるてがかりになりそうな気がする。届いて面白ければまた読書ノートを挙げます。 これは来年ぐらいに書くステレオ/パノラマ論の…

ずれたシンクロ

■幽体離脱と電話混線 ザ・たっちのオスピー漫才&幽体離脱ネタを繰り返し見る。双子をコピーする双子という以上に、二人の小太りの中途半端な身体性ゆえに可能になるその分身性が実は怖い。武部にも竹中にも堀江にもなりおおせるザ・たっち。 お笑いでもうひ…

写真ネイル

■もの写真論 …それは記念日ではなかろう。 それはさておき、この二冊、もの写真論の資料として重宝している。 前者は「日々の生活」の中の、「私」にとってちょっとした「心」に響くものを「幸せ」なものとして残していく。そういう「小さな特別」な写真たち…

補足電話

■お知らせ レクチャーをします。こぞってご参加ください。 http://www.pg-web.net/ ■電話関連補足電話男作者: 小林恭二出版社/メーカー: 福武書店発売日: 1985/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る電車男ならぬ電話男。ミクシでも書いた顔…

電話うた最終回

会議半日。え、これも僕がやるんすかや状態。■電話うた 今日の電話うた。ひとまずこれできりをつけておこう。 くるり『東京』。歌詞はここ。試聴はi-tunes。電話のような話の頻繁な切り替えがある。しかし電「話」ではない。かといってそれは手紙でもないし…

霊媒師と魔術師と映画

■電話うた 矢野顕子『電話線』。 歌詞はここ。試聴はここ。電話うたには、夜や月や雨や涙が添えられ、かかってくるのこないの、切れたの切ってないの、そういう神経戦がとみに多い。この電話うたはその逆。ふところが深く強く優しい電話うた。そういう意味で…

浮遊する手

■電話うた かわりだね電話うた。 のエンディング『呪文降臨』。マジマジ連呼する主題歌も含め、話の展開や設定などのあらゆる面で、戦隊シリーズではとくに際立ったシリーズだった(詳しくはウィキペディアの項を参照)。歌詞にはケータイ(電話)うたの必須…

手を切る手つき

■電話うた初期のRCサクセションアーティスト: RCサクセション出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2005/11/23メディア: CD クリック: 9回この商品を含むブログ (11件) を見るの『2時間35分』。試聴はi-tunesで。 電話の散漫かつ没入した経験…

手を結ぶ/手を切ること

■電話うた 今田耕司がKOJI1200で歌っていたことはあまり知られてない。そのKOJI1200の『ラヴコネクション〜ジョイとコウジの国際電話』が電話うた。歌詞も試聴もなし。この歌で今田は、電話から突如流れてきた男性コーラスにお前ら「誰や」とすごみ、ジョイ…

写真の手先と小手先

■電話うた コーネリアスの『Gum』。ボーダフォンのCMでかかっていた曲。歌詞はこちら(Gumをクリックする)。解体された歌詞についてはすでに紹介がある。この歌、左からア段の音、左からそれを単語にする二語三語の音が交互に明滅する音のループになって…

写真の手分け

■電話うた 電話うたのなかで結構ヘヴィなもの。 中島みゆき『あした』。電話がうたわれている訳ではないが、1990年頃に電話CMで繰り返しかかったうた。若林氏の分析によれば、とくに最後の連では、単一な自己における内的な他者性への分裂が垣間見られ、な…

アルバムの運動

■影のうた、電話うた ミクシで書いている電話話ついでに電話CMのうたを集めている。 そのひとつ『ぼくと影』。NTTドコモのCM歌。聞きようによっては、少しこわい。こわかわ電話歌。■アルバムの動き もの写真論の一環で、以下購入。表紙の表示されない…

おることから指へ

■きもかわ ようやく出たきもかわもの。 ■織ること撮ること指折ること つづき。 トルボットはその写真実験の被写体に頻繁にレースを選んでいた。複雑な細部をそなえた対象を精緻に正確にコピーする写真の可能性、それを示すためであった。しかしここには「表…

消灯時間と怪談=階段本

■読書会 いつまでやっているのかと言われそうだがディディ=ユベルマンの聖骸布論。 ブロッホとフロイトをひいて細部=染みの話。 その合間に編入試験の答案用紙の染みを事務のひととともにじっと見て雑用を終える。 終わって発達科学部にいらしている瓜生さ…

撮ること織ること指折ること

■霊の歩み 『学校の怪談 物の怪スペシャル』を見た。とはいえ四本目「花子さん」(黒沢清)のみ。いつものようにロングにすっと切り替わるが、パンでキープして見せるというよりもめまぐるしくパンしまくって早めのカットが多い。カーテン、影、風、遠目のロ…

ゾンビとループ

■物の怪スペシャル 月食待ちながらホラー1本。されど肝心の月はどっちにでている状態。学校の怪談 物の怪(もののけ)スペシャル [VHS]出版社/メーカー: 大映発売日: 2001/08/10メディア: VHS購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るこれは…

クローンとしての写真、遺伝子工学としての複製

■デジタル写真論の中のもの(写真)論 ということで、もうひとつのデジタル・コレクションを読む。昨日のサスーンも引用を少ししているバッチェン、いつも挙げるこの論集から。 タイトルはPhotogenics。フォトジェニックという言葉が写真写りがよいという一…

デジタル写真のなかのもの写真論

■きもかわベティ BETTY BOOP Vol.1 [DVD]作者: オリジナルアニメ出版社/メーカー: テクニカルスタッフ発売日: 2004/03/19メディア: DVD クリック: 28回この商品を含むブログ (2件) を見る昨日サジェスチョンを受けたのでこれは注文。アニメーションの歩み収…

歩行と影と色

■卒論の歩み 卒論諮問でアニメーション論を読む。ロトスコープというアニメーション技法がなぜ従来のアニメーションの言説では批判されてきたのか、その理由(手と想像=創造力の欠如、外界の関係との直接的な対応)を明らかにし、動きの連続性をうがって滑…

つまり報告3――学校の階段――

■つまり報告3 考えなおしてみれば、今回の芸術祭の開催地、場所そのものが、階段状の畑も含め、作品が階段を模しているものから、階段を昇ってただひとりで鑑賞するものをへて、廃校の階段にいたるまで、階段づくしの場所でもあった。 階段は通常、ただの通…

ノスタル爺と鏡

■ノスタル爺とぬいぐるみの口 まだやっているのかとつっこまれそうだが、レポート採点ひとしきり。 ノスタルジーを扱った作品や動向を論じたものが目立つ。その結論はさておき、ノスタルジーを考えるうえでマンガ各種も参照対象になるのかもしれない。藤子・…

つまり報告1――懐かしさに憑かれること――

■妻有トリエンナーレ報告 3日間上記のトリエンナーレに行ってきました。ノスタルジーの問題、ローカリィティの問題、ヴァナキュラー写真の問題、、、等々、いろいろと考えさせられた三日間でした。絶妙に楽しい旅を夏の終わりに満喫することができました。…