2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

視文研

卒判関係で仕事人になる季節。 『ミッション・インポッシブル』かけつつ仕事をする。■視覚文化研究会2日目 今年で二年目になるこの研究会。この時期はいろんな大学の視聴覚文化を研究しているひとがその卒論や修論をもちよってあつまって発表して学生主体で…

イメージ/視覚

■フォスター4 次は芸術から視覚的なものへのシフトである。詳しく言えば、美術史からイメージ史へという変化、イメージ史から視覚文化という変化を経て視覚文化なるものは生じた。芸術からイメージへ、イメージから視覚的なものへの推移は、少々異なるもの…

歴史/文化

■フォスター3 まず美術史〔アート・ヒストリー〕のヒストリーから、視覚文化〔ヴィジュアル・カルチャー〕のカルチャーへの移行について。 この変化には人類学への方法論的シフトが関わっている。もちろんそれが明瞭に意識されているのか否か、あるいは双子…

視覚/文化

■フォスター2 さらにフォスターは、19世紀末に至るまでの美術史とモダニズム美術の関係性を簡潔に振り返っている。ヴェルフリン以来、芸術実践、芸術についての批評、芸術を収める美術館という三者は、メディア各々の特性へと切り詰められていった自律性に…

宝飾

ムーディ勝山の 「2日前から後頭部に違和感がある男の歌」 耳にこびりついて離れない。 ようつべでお探しあれ。■ヴィリリオ3 も更新。薄目で凝視した後に三回転して像を定着するラルティーグの話。いながらにしてそこにはいないラルティーグ。日常の時間か…

回想の現在形としてのユーミン

■フォスター フォスターの議論は、現在の「視覚文化」という動向を批判的に検討することにある。 はじめに彼は、20世紀末のこうした状況と19世紀末の芸術についての諸学の状況との類似性を指摘する。つまり、前者においてはヴェルフリンに見られるような芸術…

消滅

昨日は会議会議歓送会で終了。 徹夜明けはさすがに朦朧。名犬ジョリーを力説するおふたりを目の端で見つつ帰京。 ■バッチェンからフォスターへ 会議の合間に読み残していたバッチェンのロケット写真論を読む。 内容はほぼ『Forget Me Not』と同じ。最後の節…

再開

昨日は一日中試問。 深夜まで騒いだのでさすがに昼すぎまで動けず。ティルマンスの展示の散り方と反復の仕方をDJカルチャー的に読むこと。各国の映画論の間の摩擦を見やること。複合型映画館の複合性をさらに押し広げて考えること。ヴィオネの衣装がどのよう…

〆切

まだまだ論文読み生活。 ミース後半とヒッチコック、バッハとマーラー。ようやく終了。■〆切二本 昨年京都近美で行ったシンポジウムの報告がたぶん年度末には出ます。 …その原稿を〆切を破って書いている途中なのですが。『日本カメラ』四月号では、ようやく…

Yumingoo

引き続き。論文読み生活。 ティルマンスと映画館、エグルストンとミース。■Yuming考 Yumingooというのがある。写真で検索してみると15曲。言っとくけれどユーミンファンでも、ましてやみゆきファンでもない。 マツトウヤの「写真」は、一般に、古い革のアル…

松任谷

引き続き卒論修論読み生活。 今日はヴィオネとゴダール、安来節とコスースをもう一度。■Yuming論 連載の次の次で触れるので現在までのマツトウヤ論を調べる。 ユーミン 松任谷由実の謎 ラヴ・ソングス―ユーミンとみゆきの愛のかたち (角川文庫) シンデレラの…

JHL

大学院試験で神戸。…どうでもいいがトラカレ紹介のこれにはふいてしまう。帯の広告コピーとその曖昧さや余地がとんでもない反転をもたらす。■JHL ラルティーグ本で届いた四冊をざっと見る。 ゴールドバーグものは解説は少ない。これは使いようがなかった。そ…

DH

■D-H 2002年に出たこの本を探す。ex-voto論もおさえなければと、この本も探す。さらに気になってしまってこの本も探す。そしてこの催しを何とかして読むことができないか唸る。 …全部ディディ=ユベルマンもの。■ポケットに広告を ポケットティッシュ論…

金融

■金融ガール 昨日消費者金融CMについて何となく話をしていたので、調べてみる。ひとまずウィキペディアの項目。 武富士ダンサーズから、セイン・カミュのむじんくんを経て、現在の金融ガール系へと移行したきっかけはどこにあるのか。以前は宇宙人表現など…

立体音

夕方より北白川でステレオタイム。フランク永井の「おきなわ」を聞く。 音のステレオがアピールしていた時代、その奇妙な混交性について話を聴く。 あとは、金融ガール(サラ金CMの安めぐみや夏川某等)の登場の時期、女子プロの話、力のめっぽう強いかわ…

電話

■採点 引き続きレポート採点。 ひとまず電話うたを書いてきたものから。 それぞれ収められている曲のうち、左から電話うたは、 『telephone craze』『遠恋』『圏外なわたし』『I'm sick so blue』『パイロットフィッシュ』『communication』 同様に左から『…

採点

レポート読み。 まずはメディア創造論のレポート。以下、素材として気になったもの。・マンガ1 『ジョジョの奇妙な冒険』の擬音 ズキュウウウン、メメタァ(これははてなのキーワードにもなっている)、ドグチアッ オラオラ、ゴゴゴゴゴ。擬音には事欠かな…

逆回し

■文字と空所 「リアルタイム・アナリシス…」では、象徴界の説明は次のようにされている。 象徴とは象徴外のものを表すのではない。むしろ象徴とは、――あの盤上のゲームのように――ひとつの空所があるために、象徴を別の象徴のある場所に置き換えたり、相互に…

告知

いろいろ疲れて今話題のドラえもん最終回状態になったので日をあらためて。昨日は神戸。久しぶりに期末試験の監督。自分のじゃないけど。■クラカウアー 『未来』2月号に藤井さんの「アメリカ/最後の前の最後の事柄」『スピルバーグ 孤児の歴史学8』。この…

媒体

■キットラー 彼の技術概念には、私たちの時間に対する関わり方が含まれている。流れゆく時間の不可逆性、それを操作可能にするのがこうした技術なのである。それは別に映像の記録可能性や録音可能な時代以後のことではない。文字と書物の時代においてすでに…

媒体

■キットラー とりあえず簡単にまとめていこう。 「接続可能なもののみがそもそも存在する」。 キットラーのメディア概念は、その史的メディア学の企図の枠組みの中で明瞭な輪郭を得る。彼がメディア概念に関心を示すのは、この概念が従来とは少々異なるメデ…

電王

たまたま見た「仮面ライダー電王」、仮面ライダー的な本質を切り崩す緊張感に満ちている。バイクよりも電車が主体。今度の変身アイテムはスイカかイコカ。定期入れにセットしたカードでタッチして変身。変身音はホームでの発車音楽。変身ボタンは普通、快速…

おむすび・幻灯・ゼロ・ロケット

あそむび。試してみよう。 …どうでもいいけど一連のCMで、ナガサワマサミの顔の丸さに「おむすび」と読み間違えたひとも結構いるんじゃないかと思う。ファンの方にはすみませんが。■0 ようやく購入。一試合一冊という構成。■想像力のメディアとしての幻灯 …

余白

今日も神戸。吹雪の六甲おろし。■視覚メディア 昨日少し思い出したのでキットラー本を探す。 前者を注文。前者はここ最近様々なメディアに載せたものが集められた論集だそうだ。後者は1999年の講義録となっている。後半の写真、映画、テレビの項を一度ざっと…

林檎

今日も神戸。六甲おろしに足が痺れる。■林檎のモメハン唄ひ手冥利~其の壱~アーティスト: 椎名林檎,草野マサムネ,松崎ナオ,宇多田ヒカル,椎名純平出版社/メーカー: EMI Records Japan発売日: 2002/05/27メディア: CD購入: 2人 クリック: 41回この商品を含むブ…