2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

耳イメージ

ロッキー・トークショー。小さくつっこんでしまう。 なおきとロッキー。■耳イメージ 物質文化本で引かれていた本。絵画イメージが当時の儀礼や演劇の身振りと相互参照関係にあったという話は知っているのだけれども、こちらはもう少し日常でのイメージの用法…

記念日・もの・エルキンス

■毎日が記念日 連載で季節ものを続けているので、5月号の校正をしつつ、6月の写真ネタを考える。 結婚式とか梅雨とか検索してみる。世界の結婚写真カメラマンサイトとかアジア各国の結婚写真とかで面白い素材はないかと探すがウェブ上ではいまひとつ。 と…

○ティマフラー

10日前ぐらいだけれども、大学生がつけたい子どもの名前ベストテン。 それがこれ。 …もうキャバかホスクラの源氏名のようにも思える。全然意味はないが、学生が送ってくれたファンシー&ヤンキー画像を添えておこう。 車高が低くて○ティちゃんから火花が散る…

小さいひと

小(さい)人の出てくるCMが多い。関電とかAXEとかその他多数。 巨大化とは対照的な極小化のレトリック。■マテリアル2 セイジ社から出ているマテリアル・カルチャー誌のサイト。 昨日挙げたリーダー本の序および視覚文化の項を読む。前者はイギリスで…

マテリアル

後者はすでに挙げたことがあるが(バッチェンのロケット写真論と別論者のプリクラ写真論掲載)、物質文化と写真の議論をさらっておく。 とりあえず後者のテクストの序論等を全部まとめてみる。要約は時間がないのでまたの機会に。簡単に感想を書けば、、、物…

VQ4、TS1

■VQ4 バッチェンの議論に戻る。なぜバッチェンが形態学という用語を用いるのかの理由が、先のアンケートからうかがいしることができる。つまり、ヴァナキュラー写真を、科学と芸術というたんなる昔からの写真史的区分にも、あるいはジャンルという区分に…

写研27

■写研 2005年5月以来だから本当に久方ぶりの写研。最近発表の機会は視覚文化研究会にゆずっていたのだけれども、今年からまた新たにこちらのほうで視文研ではできないような活動を広げていこうという意図もあり。 今回は青山氏のミシオン・エリオグラフィー…

VQ3

『ピエール靖子』が終わると思いきや、きょうから英会話が始まる。 ピエール、露出はなるべく控えめに。枚方のポスターはもういいので。。。■VQ3 シャーカフスキーが企画した展覧会には、ヴァナキュラーについての考察が入り込んでいる、とバッチェンは言…

VQ2

■ズバッと もんたメソッドについて調べる。 パネル芸が広まって久しいけれど、あのパネル的プレゼンや、電車中吊り雑誌広告的なプレゼンはできないか。それを来期に向けて研究中。■VQ2 昨日の問いに対してまずこういう答えがある。 ヴァナキュラー写真と…

VQ1

■連載関連 日カメ四月号、今度は卒業写真うたです。立ち読みをどうぞ。 子ども写真考も送ってこれでようやく今年度最後の1本の準備を始める。■ヴァナキュラー×2 ヒストリー・オブ・フォトグラフィ誌でバッチェンがゲストエディターになった号では、ヴァナ…

子ども写真考3

それにしても、祝日の大塚さんはかみたおしである。 おそらく視聴者の多くが、お前が目を覚ませとつぶやいていることだろう。■補足 ベンヤミンの幼年時代の写真はほか数枚ここに載っている。 表紙はジゼル・フロイントによる写真。いくつか有名な写真はあるけ…

子ども写真考2

5時間会議。その後お別れ飲み会。尼崎で酔っ払いがケンカしているのを見つつ、帰京。■こども写真考 こども記念写真のサイトをざっと調べる。たとえばこことかそことかあそことか。たしか撮影の際にむずがる幼児をぬいぐるみと滑稽な撮影のみぶりで見事にあ…

右から左へ受け流すこと

■笑いのコンベヤ ハイキングウォーキングはどうやら確信犯的に繰り返すようである。 いやレッドカーペットの話。 それにしても、キャラ芸人が短時間でコンベヤに乗って、右から左に受け流されるのは、もはやこれも確信犯的だと思う。キャラの摩滅を文字通り…

子ども写真考

■エコー写真論 つづき さて以前も少し書いたエコー写真考を考える。テーマは子どもの日にちなんだもの。当然世に思いなされている子どもらしい写真をひっくり返すような素材を探す。 で、リザ・カートライト『視の実践』のエコー写真の節をざっと読む。 身体…

動かないのに動くもの

…ノミさんがアサミさんにあれほど激昂するとは思わなかった。 いや働くおっさん劇場のこと。最終回間近。■彫刻写真論終了 ようやく彫刻写真論(というか報告)をひと通り書く。 書いてみてふと思ったのは、絵画や彫刻の資料になった瞬間写真をもう少し調べて…

筋肉写真

■サンドウ論 下記の彫刻写真論の資料を漁っているうちに、サンドウ先生がどうにも気になってしかたなくなってきた。あの初期映画でひたすら筋肉に力を入れていることで有名なあの先生である。 こんなサイト――右上のサンドウアイコンをクリックすると果てしな…

ステレオ地

■彫刻写真論 左1851年万博の模様 右アリナリ社の彫刻写真の例 左アリナリ社のカタログ一部 右 1855年頃の典型的彫刻立体写真 彫刻を写真に撮る際、作品全体を見ることができるように配慮がなされた。つまり、作品から充分な距離をとり、視点とアングルは、真…

再開

昨日も今日も大学。■彫刻写真論 その二年後1853年のロンドン写真協会でのさまざまな発言もこうした写真の機能転換のタイミングをしるしづけている。そこでは、王室からの後援を約束する書簡が読みあげられた後に、次のような憂慮すべき事態について言及した…

空耳スリラー

ふとマイケルが気になって探しものをして見つけたインド版スリラー。 そら耳的字幕つき。■彫刻写真論 それだけではない。50年代の写真の変化のひとつとして、コロディオン法の導入がある。カロタイプとは違う光沢ある写真の表面、それが写真を見通させるため…

指輪写真

まさに「身の周り」写真。サイトはこちらで。■彫刻写真 1851年ロンドン万博が開催された年、アントワーヌ・クローデ――フランス出身の写真家、当時ロンドンに写真館を開業していた――は博覧会の模様を撮影し、自身のスタジオで展示を行う。この写真についてあ…

坂道

坂道9割の職場で働いている人間にとっては、そして日常は坂のない平坦な碁盤の目の場所で暮らしているため、そのめりはりを毎度体感する人間にとっては、坂道論は魅力的な主題。 もちろんそれを坂道写真論として立てるということ。■彫刻写真論 ヴェルフリン…

パンダ的

■写真研究会案内 ひとまず画像で作っておきました大きい画像はこちらから。宣伝してくれる方はこれを流用してください。 ■なぜパンダ 最近といってもここ2,3年、本屋で目の端に否応なしに入ってくるパンダ表紙。 そもそも読んだとパンダをかけているにすぎな…

ましかくスライド

■原稿とましかく 次の締め切り原稿は、世界遺産関係。たまたま録画していたモン・サン=ミシェルの回を通し見る。岩山を中景にして低く垂れ込めた雲を後景に、干満の差が多様な模様を生み出す干潟の前景とのあいだを肌理と、視差のずれでパノラマ的に見せる…

エコー

■どこまでもどこまでも密集する顔 この時期、というわけでもないが、よくあちこちで目にするパノラマ写真の専門学校広告。 このジャンルの広告写真を少し集めることにする。 ■響影に花束を エコー写真文献を2,3掘り返している。 最初の論集にはカートライ…

雛近

■雛人形最短の男 先日雛人形の問い合わせが職場にあったらしく、どうやらここでは私が雛人形に最も近い人間らしいと推理されたそうだ。結局何もこなかったけれど。 雛人形の呪い話なら少しは詳しい、菊人形なら少しは調べた。 ■ひきつづきエンバーミング エ…

エンバーミング

■エンバーミング 蝋人形 写真 昨日紹介いただいた山田さんの論文を注文。 「越境する葬儀−日本におけるエンバーミング」 ご本人のページをみると、興味深いタイトルが数々並んでいる。個人的には、死以後の心霊写真までを研究しようと決めていたが、死の手前…

死に化粧

研究会翌日熊本。諸々終わり京都。■Make Up Shadow エンバーミングという技術に驚く。詳しくは例えばここで。 調べてみると、最近日本でも導入されてきた技術だという。紹介されていたマンガを注文。ついでに現代の死化粧もの物語も注文。防腐処理されたボデ…