2008-01-01から1年間の記事一覧

年末

年末年始につみあがってしまった仕事、ようやく手を着けはじめる。■神経刺激をつなぎなおすこと ベンヤミン文献なぞ、最近とんと読み返すことはやめていたが、年末年始の仕事にベンヤミン絡みがいくつかあるので、1,2冊、積んでおいたベンヤミン論集を漁…

翻訳仕事

■バッチェン バッチェン翻訳打ち合わせを久々にする。実に数ヶ月ぶりか。 年内に担当分は終了させて他の章のチェックに入ることになった。 で、その後、軽い忘年会。■ロスタイム購入 年内最終便で予算注文をする。もう間に合わなけりゃ押し切って買ってしま…

極大と魚

まだ予算消化の日々。■極大映像論 極大映像論ということで、いくつか読み進めている。焦点になるのは1950年代。テレビと映画を対比させる論考はいろいろある。これに写真の問題を加えてみようとも考えている。映画についての基本書が下。 1950年代の映画技術…

フォトファイルシリーズ

■ヴァン・リエの写真論 の写真論がようやく届く。これも早いうちに紹介しないとならない。 内容は以下の通り。第一部 写真のテクスチュアとストラクチャー 第二部 写真のイシニアチヴ 第三部 写真的行為Baetensの序文つき。彼の言うように、ここまで紹介され…

3日遅れ

■インタラクティヴTV番組 昨日の講演であげられていた子供向けのインタラクティヴTV的番組。Winky Dink and You! [VHS] [Import]出版社/メーカー: Hollywood Ventures Corp発売日: 1999/03/24メディア: VHSこの商品を含むブログを見るwinky dink and you…

家庭内メディア

毎日雑用。とにかく忙しすぎる。一週間の移動が四都物語になっている。 ■家庭内メディア 今日は京大の授業をエルキ・フータモ氏の講演聴講にあて、その後再び奈良へ。 講演の内容は、家庭がニューメディアの文化的形成のひとつの重要な中心になったことを18…

雑用

■ヴィデオ論 引き続きシュピールマンの議論。 記録と再生の同時性によって、ヴィデオは、写真と映画という光化学的な記録メディアとは区別される――もちろんヴィデオはこうしたメディアと同様に工学的な記録技術をもつのではあるが。しかし、光の光学的記録が…

雑用

■雑用 予算関係で映像資料のあれこれを検索する。勤務先全体に映画の基礎的なアーカイヴが存在しないので、もういっそ上のような一枚500円300枚購入みたいなのもありかと考えている。あとは映画を常時上映するような部屋をこの機にすべりこませて作ってしま…

シネラマ 補足

Widescreen Cinema (Harvard Film Studies) 講義の関連で、IMAX論をやる予定なので、そのついでに戦後の巨大画面の関連文献も集めている。映画史の中では、やはりシネラマなどについての言及は簡略的すぎるものがほとんど。そうした意味でベルトンの本は…

■業務 霧←。雲海に沈んだビル群を見ると、電車が停止してもしかたなかろう。その、だだ遅れになった電車に乗って業務。ゼミは展示の発表と芸術の自律性の発表。 前者はもうええから書きなさい。後者はどこからどこまでの対象をひきうけてやるのかの姿勢が明…

すごかった

も届く。…以前『シャッター』について小文を書いた際、クライマックスシーンで、肝心の霊がなぜかゾンビ化してしまうことは書かなかった。数々の有名ゾンビとJホラーの霊は対照例となるに違いない。 これもこの間あまりにも紹介されないので注文する。西村…

パリからの送りもの

■到着本 もう数週経ってしまったが、パリから送ったものいくつか。 1 2 31 フリードの議論はいちおう追っておく必要があるので、即買ったもの。 2 章立ては「宗教」「科学」「芸術」の3章。図版に未見のものが多くその点で買いだった。 3 心霊写真、…

スナップ写真 フォトブース本

引き続き検索。フォトブースはアーチストの数々の作品は軒並みあげつらっていくことにする。■フォトブース本 と スナップショット本 まずはこれフォトブースは案外なくなることはない。そしてプリクラ論の一部を構成することにもなるだろう。 また、ここ最近…

処理

■ヴィデオ本Video: The Reflexive Medium (Leonardo Book Series)作者: Yvonne Spielmann出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 2007/11/21メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログを見る講読のひとつではこれをざっと読むこと…

ヴィデオ論、スクリーン論、VR論

向うで購入した本がぼつぼつ届き、整理中。その一部のタイトルと書影のみあげておく。 Video Cult(res) multimediale Installationen der 90er Jahre ZKM Zentrum fuer Kunst und Medientechnologie Karlsruhe. Hrsg.: Ursula Frohne, DuMont / 1999New Scre…

研究会のお知らせ

研究会のお知らせ。 二週間先ですが、下記の研究会が開催されます。仮のポスター画像をアップしておきます。 こぞってご参加ください。

業務到着古写真

一日授業。マンガ論の系譜を話し、ZKMの展覧会とヴァーチャリティについて話し、西部劇の定型的な舞台設定のもつ意味を読み、『羊たちの沈黙』の、旧フェミニズム映画理論にとっての手に負えなさを読み喋る。■到着 図書も諸々とどく。 ZKM関連の諸書籍…

昼食を作り直す

ようやく帰国…メールやブログのコメントも含めて、ちょっと一息つかせてというのが第一声。少なくとも水曜までは諸々雑用が息継ぎなしにある。 パリの情報は別送の30冊ぐらいの本が届いてからぼつぼつ紹介するとして、まずはできるものから。 オルセのピカソ…

パリメモ

パリに着き、ドイツに行って戻り、ようやくネットを見ることができたのでメモ。 20日,21日 写真月間なので、いくつかの写真展を見てまわる。 今のところ、規模と写真の質としてよかったのがドイツ写真展。フランスに来てドイツ写真を見るなんて…と思ったが、…

パリ等

円高になり、エールフランスのストも終わり、なおかつ奇跡的に月曜が休みになり、金曜非常勤の学校が学祭なので、しばらくパリに行くことにした。ついでにカールスルーエのメディアアートの美術館も訪れることにした。というわけで、ブログも向うで書けたら…

イエスユーキャンビコーズユーマスト

■業務 業務の一日。マンガ夜話のマスターキートンの回を見せていると、千原ジュニアはバイク事故前であり、岡田トシオはダイエット前であり、夏目氏の表現論はテヅカイズデッド前であり、少しだけうなってしまう。 講読でようやくジジェクとバックトゥザフュ…

研究会終了

■視聴覚文化研究会&芸術学研究会ここでも告知したように上記の研究会が開催される。 視聴覚文化研究会&芸術学研究会 ・イメージのなかの身体―20世紀初頭フランスの身体表象についての考察 増田展大(神戸大学大学院)・「没入感」と「浮遊感」――《ディヴィ…

諸々

■困ったときの… 京大。ポストモダニズム系写真論の部分は終了。さ来週は監視映画について喋ることになった。 ところで、学生によく入手のきわめて困難な洋書について聞かれることがある。論文ならば欧米の各研究所や図書館が電子化して送付してくれるサービ…

VR映画

■VR映画 新しいのにノスタルジックで映画としては本当にとほほな『バーチャルウォーズ』のパート2,3も注文してしまう。VRの時制っていうのはどのように描きだされているのか、それが気になったため。 バーチャル・ウォーズ2【字幕版】 [VHS]、バーチ…

残り物の残り物

文教大での講演、無事終了。集まっていただいた150名(?)の方々、ありがとうございました。話の要点は、19世紀のモダニズム的入れ子とは異なる、現在の入れ子の強迫性ということでした。…その後5時に神戸で会議。その後書類諸々…。■残りものメディアResid…

時間の操作

■時間の操作 昨日授業で扱ったエルセサーの議論を読んでいると、 『バックトゥザフューチャー』は実に老獪な作品だということが分かる。時間を操作しつつ、歴史を書き換えずにその諸要素の連携によって微妙な仕方で隠蔽し、大団円ないはずの大団円を前面に印…

がむしゃら

■終了 知らないうちに学祭が終わっていた。 学生に聞くと、今年は坂東英二が「がむしゃら人生」を喋っていたという。以前はざこば、その前は水野ハルオ。なんだか来年も自動的に見えてきた。べかこかキダタローだと予想している。オオキボントもありうるかも…

地球の中心

■地球の中心で立体を見る 『センター・オブ・ジ・アース』を見る。 90分ほどの長さの割には、ぼつぼつと見通せる映画であった。 ぬっとこちらに突き出すもの、こちらに飛び散るものや飛んでくるものや落下してくるもの、くらげのように画面全体に飛散して浮…

VR史

京大で演習。まだバッチェンをじりじりと読む。1章はあと1回半で終了する予定。次回は少しだけタッグの話をする予定。素材はジョン・タッグ「監視の技術」(現代思想、1999年10月号 特集「「安全」とは何か」)。■VR史 VRの歴史を調べている。『バーチャ…

■業務 引き続き業務。予算執行のため検索購入注文入力問い合わせ。 大学の予算って春先には大体の様子は分かっているのではあるが、結局詳細は夏に決定することが多い。晩夏に、年末にお金を集中的に使う、その時間がなかなか取れないので毎度きりきり舞いを…