2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

巨大映像論など

■講演会 のページができています。ご参照ください。■極大映像論 IMAXについて議論を集積。 この号のCharles Ackland「アイマックステクノロジーとツーリズムの眼差し」 全体の内容はこういう感じ。 アイマックスは1967年にモントリオールで開催された万…

お知らせ等

■講演のお知らせ 来月12日に講演をします。 基本的には今月のレクチャーと同じ内容です。2,3怖いビデオを追加する予定です。 心霊写真の現在 講師 前川修 日時 2008年11月12日 13時から14時 会場 京都文教大学 弘誓館 G101教室(入場無料・申し込み不…

仕事

予算消化のために本100冊入力作業。…いやこういうのも今はやるのです。 ■新旧購入予定本 地下世界―イメージの変容・表象・寓意 (テオリア叢書)作者: ロザリンドウィリアムズ,Rosalind Williams,市場泰男出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1992/08メディア: 単…

極大極小

■業務 朝から夜まで授業。 午前はオランダのパノラマビデオを見せる入り口まで。午後はスクリーンの系譜から牢獄としてのスクリーンの半ばまで話をし、学部講読では映画ジャンル論をジャンルの混合まで、院の講読はエルセサーの『バックトゥザフューチャー』…

唐ゼミと研究会のお知らせ

気がつくと月曜直前の鬼のような準備が待っている。 本業の仕事はなかなかはかどらず。■唐ゼミ 昨日は毎年秋の恒例となっている、唐ゼミの京都公演へ。 詳細は蒼猿氏のサイトにも書いてあるけれど、ガラスという流動的でもあり凝集し破砕し拡散する媒体が、…

トウキョウ&マムラー

会議だWGだとこの間忙しい。■トウキョウ 『トウキョウソナタ』を見る。崩壊でも再生でもなく崩壊から再生でもなく、散逸しつつ上下しつつ淡々と続く家族映画。…ホラーでなくとも、黒沢作品というのは時折「不穏な」ショットやシーンがある。食事のシーン、…

牢獄としてのスクリーン

■牢獄としてのスクリーン スクリーン論の一部として、牢獄としてのスクリーンの素材を収集。マノヴィッチが挙げている2作品。前者は、VR空間でいかにも自由に動いている主体が現実空間ではマレイ撮影の鳥のように紐で固定されている主体になっていること…

IMAX話

2,3,4,5と4コマの日。 教員相互の授業参観的な催しもあってあれこれ動きまわる。■業務 講義で入れ子の例としていくつかの作品を見せる。 伊藤高志『イリュミネーションゴースト』所収「SPACY」を久々に見る。スチルとムーヴィングの間の入れ子のヴィ…

立体映像情報

■立体映像 映画『センター・オブ・ジ・アース』 3D映画として上映されるらしい。そろそろ各地で上映開始。フジのステレオデジタルカメラ。 これは来年発売の予定らしい。…ステレオ的なものの周期的な発売とその失墜を目にしているだけに、どちらも確実に資…

ターゲット他

ポスター作り、予算消化、授業準備。休みなし。■ターゲット 以前紹介した議論のなかで、ホラー映画の転換を示す一事例として挙げられていたので見る。物語的な因果や中心的な場所やいかにも不気味な性格付けを特徴としていたかつてのホラー映画の名俳優が、…

調べ物

大学で諸々雑用をして、あき時間に調べ物をする。今回はジョセフ・コーネル調べ。 ゾビチェクのクイックタイム論には、思わせぶりにコーネル言説が多数出てくる。 コーネル本もあちこちに借用依頼しておく。 The Joseph Cornell Box作者: Joan Sommers,Ascha…

半裸ギクシャク論

学会には本屋さんが来ており、古本をさくさく購入する。 『ダイ・ハード』論を読んで以来、いつかは書こうと思う論のために以下二冊を購入。 Acting Male: Masculinities in the Films of James Stewart, Jack Nicholson, and Clint Eastwood作者: Dennis Bi…

美学会終了

■レクチャー終了 レクチャーは無事終了。東から南から、とにかくお越しになった方、ありがとうございました。またこうした写真のレクチャー・シリーズをまた京都で行う機会が増えると思います。 とりあえず来月半ばに再び同じ素材で心霊写真レクチャーをやる…

レクチャーのお知らせ

■レクチャーのお知らせ 明日、レクチャーがあります。お時間のあるかた、お越しください。 お見せする怖いものは、今回、最低限にする予定です。 とはいえ、もうこれだけ各種怖いものを見ていると、何が怖くて怖くないのかの目盛りが壊れてもいます。 ■心霊…

文献二冊

神戸。会議と小会議と学生のプレ発表。帰京して11時。それで終わるのはシャクナノデ文献を紹介。■海外Jホラー論 ここに呪怨論が一本収められている。もちろん映画作家論の枠内の話に終始しているのだが、スプラッター〔スラッシャー〕映画との関係、両義的…

ホラーあれこれ

間違えて教室に入ってきた学生が戸口で引き返す際、その「見切れ方」のよしあしを考えてしまう。 いくつかの心霊ホラー作品での霊の戸口の見切れかたを考えているからである。■積み残し 新耳袋2 見れなかったこの作品集怪談新耳袋 第2夜 [VHS]を見る。清水…

■今期予定 月曜日は2,3,4,5限と授業。当然疲れる。 とはいえ、今期はいろいろな専修や学部の学生のリアクションも見れる、それも楽しいかもしれない。 教養は少しだけ新素材をいれつつ、学部大学院講義はスクリーン論をもう少しだけ進め、ジャンルの…

心霊ビデオの系統

■ビデオ年表 小池氏の『心霊写真』と心霊ビデオ本を参考に、学校の怪談、ほんこわもの、各種心霊ビデオが数多く出版される時期をおさえるべく、年表を作成する。 心霊ビデオにはざっと見て、鑑定系、霊能者活躍ないしゴーストバスター系、名所案内系、ドキュ…

5分ホラー

今期は金は京大でゼミ。 10月はバッチェンを読むことにした。11月はセクーラ、12月はヴァナキュラー写真、1月はステレオか何かを予定中。 ■出会い損ないのモード 『呪怨』劇場版も見直す。各シークエンスは以下の通り、数字は時間順。 0 佐伯家の一…

入れ子、流用、ボディホラー

■入れ子、流用、ボディホラー 昨日の『recreational terror』には、いくつかの映画内映画、映画内画面ものが挙げられている。 最初の『殺人者は…』は、かつての古典的ホラー俳優の演じる映画がドライヴインシアターで上映されている際に、現代的なサイコ的殺…

ホラー研究本

■講読用 後期の講読用にざっと読み進める。エルセサー等の本は最後の二章。 学部はグラントのジャンル論入門的な本にした。 ■Jホラー本Nightmare Japan: Contemporary Japanese Horror Cinema (Contemporary Cinema)作者: Jay Mcroy出版社/メーカー: Brill R…