2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

出会い損ないのモード

■霊との出会いのモード 呪怨本を読む。心霊ビデオを見ていると、ホラー映画を見るのが楽に感じさえする。 『呪怨』の怖さは階段での伽耶子の低速のぎくしゃくした這い降り方や色を失った白塗りの俊雄の見切れ方ばかりにあるのではない。映画事態が断片として…

監視カメラ的CM

明治のLG21のCM. 監視カメラ的なものを使った変な表現ではある。■怪談特集ユリイカ1998年8月臨時増刊号 総特集=怪談 Kwaidan出版社/メーカー: 青土社発売日: 1998/08メディア: ムック クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る怪談と銘打たれながらも…

第一作

■のろいのビデオ1 記念碑的な第一作を見る。 白い服の黒髪の女性がTV画面に登場する有名な動画が何度となく検証され、その間に数々の投稿ビデオがさしはさまれる。それが『トンネルにて』『墓参りの記録』『劇団の稽古風景』『結婚パーティにて』『事故現場…

ステレオと鏡

直前になってしまいましたが、、、 今日は、細馬さんのレクチャーがメディアショップであります。 お時間のある方々、ご参加ください。⇒終了しました。次回は10月10日です。■レクチャー終了 3回目のレクチャー。ステレオ写真を授業やレクチャーで見る際…

写真展とのろいパート26

今日も大学。■写真展2つ 以前ここでも紹介した写真展二つ。・鈴木崇「arca」 サードギャラリーに鈴木氏の写真を見にいく。光を透過させる半透明の物体が壁面に結ぶ影を撮影したピントのあっているはずの像、それが木製のフレームないしは浅い箱に入れられ、…

のろいのフレーム性

■のろい24 再びシリーズをこなす。それにしてもアマゾンでのDVD説明のうち、「出演:心霊」には毎度ぎょっとしてしまう。ほんとにあった!呪いのビデオ24 [DVD]出版社/メーカー: ブロードウェイ発売日: 2007/06/08メディア: DVD購入: 1人 クリック: 4回この商…

ELのお知らせ

先日書いたように今日は文芸学研究会。準備にあたった皆さんと発表者の方々、お疲れ様でした。■イヴニングレクチャー 第三回のシリーズレクチャーが金曜日に開催されます。お時間のある方はご参加ください。 Evening Lecture Kyoto August the intersection …

写空2

■写空2 写真空間〈2〉特集 写真の最前線 第二号が出ます。まもなく書店にも置かれるでしょう。私はデジタル写真論について書いています。よければご購入ください。 ■のろいのビデオ4 今日はこれ。『ほんとにあった!呪いのビデオ special4 [VHS]』。届いて…

ブラジルと写真

■ブラジル系作品 豊田市美の展覧会「Bloomimg ブラジル―日本 きみのいるところ」最終日に駆け込む。ブラジル現代アートを見る。ヨーロッパでふと見かけた展覧会でもブラジル系現代アートは面白いものが案外多い。写真関係では今回は、ベレンの《生物画》、マ…

研究会案内

大学。再びヒョーカ関係。来週火曜日の研究会の準備もする。研究会はこんな感じのものです。 文芸学研究会 第36回研究発表会 日時:9月23日(火祝)午後1時30分から6時まで 会場:神戸大学文学部 A棟1階学生ホール 内容:研究発表 1.主観的普遍妥当性とは…

rebirth,replay,repetition

■re-birth 富江 re-birth [DVD]出版社/メーカー: 大映発売日: 2001/12/07メディア: DVD クリック: 10回この商品を含むブログ (9件) を見る このホラーコミックの清水崇バージョンもチェックする。原作は未見。富江なる人間以外の生命体というどうにも死にそ…

ベルティヨン、ロンブローゾ

■翻訳関係 引き続き翻訳。ベルティヨンを経てゴルトンへ。同時に一次文献のゴルトン『天才と遺伝』(岩波書店)をはじめ、あれこれと渉猟する。また、日本のゴルトン研究第一人者(だと思われる)高橋氏の論文もあれこれ注文。フランシス・ゴールトンの研究…

投稿欄的言説

どうでもいいが、 ダイゴをTVで見たとき変な見覚えがあると思ったら、 理髪店のヘアモデルのポスターとオーバーラップしていたのであった。確かにありそうだ。 ■ポスター任務 任務で大学。 ついでにポスター作成用にキャンパスの写真を撮影。学内のあちこ…

落し物と声

■夏の宿題 夏のホラー十番勝負をこなす暇もなかった。ようやく見残し分から見はじめる。 をようやく見る。出演俳優は今では有名どころであるし、演技も悪くはないのだが、でも怖くはないホラーであった。えたいの知れないものを最後にもってくるのはよいのだ…

80年代

昨日は連続レクチャー第二回目。来ていただいた方々に感謝。 レクチャー自体は採集の写真を写真論の問題構成にどのように楔として打っていくのか、その入り口までを見せてくれた話だった。レクチャー最後の短時間のセッションもいくつか重要な問題が提起され…

稀人

佐賀出身者としては、このゆるキャラには忸怩たる思いを感じざるをえない。創意工夫は微塵もなく、妙にリアルなきぐるみなのであった。ひこニャンの完成度と対照的。ところで明日は連続レクチャーシリーズの第二回目です。こぞってご参加ください。■清水作品…

セクーラ作業

神戸。会議、書籍整理、面談。■ セクーラ「身体とアーカイヴ」を訳している。ついでにいちおう文章に出てくるイギリスの近代警察制度を調べておく。また以前紹介した乾さんの炭鉱写真論も開く。これは写真アーカイヴ論のつながり。 ついでにホッブスのリヴァ…

イヴニングレクチャー第二回のお知らせ

あれこれ雑用をさばいて夕方。翻訳作業を始める。■イヴニングレクチャー「写真の余白に」第二回 今週末に、メディア・ショップにて連続レクチャー第二回を開催します。こぞってご参加ください。 フライヤーがあればまたどこかの頁に掲示します。メディアさん…

お知らせ諸々

校正を送り、諸々整理してひと段落。■シャッター 一昨日から映画『シャッター』が上映開始。お時間のある方はどうぞ。余裕のある方はパンフもご購入ください。 『シャッター』オフィシャルサイト■明るい部屋本『明るい部屋』の秘密―ロラン・バルトと写真の彼…

終了

昼、みやげ物を買いつつウコンを飲みつつ帰京。…というわけで今年の間にひょんなところからアイディアが生じ、実現した研究会というかカーニバルが終了。 この催しの実現にあたっては、発表者でもあった沖縄県立芸大の院生の皆さん、会場でさまざまな手伝い…

三日目終了

最終日。高野文子発表とロボットアニメ発表とバタイユ発表の3つ。 最初のものは漫画における文字の位相をもっと区分して6,7種類に分けて、その精緻な組み合わせを分析した上で話を展開したほうが面白いと思う。ロボットアニメは小気味よく淡々とポストヒ…

二日目終了

訪沖中にたまった仕事もボツボツ片付けつつ、二日目の様子。 午前は草間とアアルトとデザイン批判の発表。前二者は様式的な発表であったのでおいておくとして、最後の発表は面白いものだった。具体的事例を参照しつつデザインをめぐる旋回し横滑りする言葉に…

初日

露光研初日終了。午前は美術館博物館をまわり、展示の力学の問題をあらためて見て取る。 午後露光研。 心配していたよりも大勢の聴衆が集まり安堵しつつ、発表を聞く。 旅行講演の話は、一足飛びに物語映画のコードに話を飛ばす手前が聞きたくもあり、初期映…

最近の前の前

ようやく採点を終え、抱えている翻訳文献を取り出し作業を始める。 同時に、沖縄準備をする。で、沖縄。道中のお供は今回ジェイムソン論文。夜には沖縄の方々、あちこちからきた人々と沖縄料理を堪能する。 …それにしてもこの店.酒屋の前の前は何の店だった…