2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

臨界、イメージ論

読書会が終わり、昨日は下記に紹介した若手研究発表会に行く。 念写発表も、押井発表も、池田発表も素材は面白かったが、スミッソンの発表が抜群に楽しい発表だった。オーウェンスの議論の見落とした余白から、スミッソンのあの映画のラストへ向けて疾走して…

夏季読書会

■夏季読書会 晩夏の夏季読書会が開始。今年は時間が許す限りの参加になったが、今年読むことになった写真論のセレクションがなかなか面白い。 Street Photography Revisited:Jeff Wall... / Michael Fried TIME EXPOSURE AND SNAPSHOT THE PHOTOGRAPH AS PAR…

科研発表会のお知らせ

先日、岡田さんと対談。イコノミーやイコノクラートの話が面白かった。というわけで採点を終わらせて引越しも終わらせる。■科研のお知らせ今週末に科研の発表会が開催されます。僕も行く予定です。 「イメージ(論)の臨界[5]:感覚の越境と形象化(不)可能性…

ベルティング、デジタル

■ ベルティングのデジタルイメージに関する議論を読む(Bild-Anthropologie: Entwuerfe fuer eine Bildwissenschaft)。 なるほど、彼がシュゥトルート、杉本、リヒター、ポルケ、パイク、ヴィオラに言及する理由が分かってきた。きっかけができたのでついでに…

溶解とマテリアル

■溶解処理 引き続き引越しのためにファイル整理。 ここ7年間ほどの紙の山、たとえば昔のレポート答案など、大学に送って処分してもらわないとならないのが面倒。最近では、シュレッダー処理でも駄目になっていそうな気がする。先日某非常勤先から、ものもの…

オープンキャンパス、ポストメディア

■業務 昨日はオープンキャンパス。 年々、こういう業務は機会も人数も増えてきており、正直負担はある。 その反面、あちこち遠方から来る熱心な高校生たちがこちらを珍しい生物を見ているような体で反応してくれるので、それはそれで喋りがいはあることは確…

ミラーニューロン、ベルティング

■ いちおう読んでおく。模倣や時間や身体の問題を考えるための材料。■ Bild-Anthropologie: Entwuerfe fuer eine Bildwissenschaft ベルティング読書会2回目。彼の写真論は写真を他のメディアにたいして開くための議論であり、写真に備わる本質的な間メディ…

トム映画、イメージ(未満)の人類学

翻訳をしあげつつ、諸々遅れている原稿等を催促されながら、雑用をこなす。■トム映画 大学院のプロジェクト絡みでクロウの『ヴァニラ・スカイ』とスピルバーグの『宇宙戦争』を見る。両者をつなぐのはトム・クルーズ。後者についてはすでに議論もあるのでお…