2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ワッチャドゥーイン

■新刊サイバーシティ (シリーズ叢書コムニス09)作者: M・クリスティーヌ・ボイヤー,田畑暁生出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2009/07/30メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見るを田畑さんからいただく、感謝。ホワッチ…

■読書会 第一章から第二章半ばまで。 クラウスもマノヴィッチもキットラーも切り捨てていく議論はたしかに読み応えはある。いやマノヴィッチの複雑そうで実は単純な議論は、こういうふうに切ってしまうこともできるというのは確か。ただし神経科学や現象学を…

■読書会 読書会。序論から第一章半ばまで。ハンセンによるクラウス批判は分かる。しかし批判の論点がほとんど身体の抽象化というのは、あまり繰り返されると辟易する。構造映画とヴィデオによる実験との違い、集積的で異種混交的なメディウムとしてのヴィデ…

ひきつづき

■テレビ 先に紹介したもののドイツ語バージョンが収録。■ヴィデオ 所収のシュピールマン論文を読む。 アコンチ《テーマ・ソング》から、ヴァズルカ《アーティファクツ》を経て60から80年代にかけてのヴィデオを通じた実践の変化がおさえられている。 ウ…

ビデオ、テレビ、ステレオ論

■ビデオ 『セルロイドとの別れ』所収のシュピールマン論文を読む。著書『ビデオ』のエッセンスという内容。前デジタル的な次元とデジタル的次元がつなぎあわされている議論。Vasulka関連の映像がほしいところ。 ■テレビ 『マスメディアウラ』所収の「テレビ―…

水都と国際

水都大阪に行く。 市役所と中ノ島図書館に大小トラやん作品が展示中。子どもはもとより、年配のひともノスタルジーゆえか巨大トラやん周囲に集まっている。写真は巨大トラやんの向かいに腰掛ける小トラやん。 ヤノベケンジ1969‐2005作者: ヤノベケンジ出版社…

読書会、消化

■読書会 新たに読書会で上記テクストを読みはじめる。ハンセンのドゥルーズ批判というのは分からなくはない。ただ、存在論と認識論の違いなのではないかとさえ思えてしまう。とはいえもう少し読み進める。序言と序文はほぼ終了。■消化 いいかげん予算を使え…

composing, controling

■合成像史 先のラトゥール、ヴァイベル編のカタログ所収のガンボーニの論文「Composing the Body Politic」をざっと読む。副題にあるように1651年から2004年までの合成イメージと政治的表象の問題を扱った論。Muniz作品、Zhuang Hui作品、Mole and Thomas,い…

デジカメ、物、アトラクション

■デジカメの19世紀 ケーブルを買いに行くついでに、3Dデジカメを見せてもらう。なるほどこれはよくできている。横にはGEのパノラマカメラ、その横にはニコンの小型プロジェクタ機能つきデジカメ、、、なんか19世紀視覚文化の反復のようでもある。■res pu…

クラッシュ、デジタル3D

■クラッシュICONOCLASH: Beyond the Image Wars in Science, Religion and Art作者: Bruno Latour,Peter Weibel出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 2002/07/07メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログを見る のラトゥールの序文も読…

物、写真、インド

9月。今月もやはり忙しい。■物としての写真 物質文化特集で一本書けいとのことなので、ひとまず下記の関連書をざっと読みつつ、ヴァナキュラー写真を「物」として論じることにした。…締切はとうに過ぎているのではあるが。Materiality (Politics, History, …