2010-01-01から1年間の記事一覧

顔ゼミ素材

大掃除。・顔ゼミ素材 次回の顔ゼミで扱うAnkersmitの論をざっと読む。ディドロとルソーの演劇についての論争をポストモダン的議論と結び付けた(でも根本は違うという)論。正直、さしたる収穫はなかったが、セネット『公共性の喪失』で展開されているらし…

最終の最終

年内本当に最後の神戸の日。専修予算のあれこれ全部私がとりしきるのであった。帰りは嵐に遭遇。・モール に所収のバーバー「Malled,Mauled,and Overhauled」を取り寄せる。ついでに訳書のこれも。ストロング・デモクラシー―新時代のための参加政治作者: ベ…

歯など

・歯 さし歯が一本途方もなく悪化していて、根元に問題が生じて頭痛までするのでここ最近通院中。そのため諸々会議は出席できず。というか3日前の召集はやはり厳しい。・写真論原稿 ブルデューの写真論をようやく読みはじめる。ただし、英訳独訳ともつきあ…

一昨日は忘年会終了。年賀状作業、大掃除はこれから。◆場所論 後者は読んでいたのだが、それをベースにした前者を以前ひとにすすめられたのでようやく手に取る。 写真、映画、TV、インターネットの「現前性」が腑分けされ、現存在と身体のずれや方向がチャ…

昨日は今年最後の教授会。神戸最終日。この後「何もなければ」の話だが。◆ブルデュー ブルデューの方法を文化諸領域に反射させて各論者が展開した論考の集成。稲賀さんが美術史、港さんが写真について寄稿している。前者では『アクト』誌での視覚芸術関係の…

BD、医療文化、PB

昨日もマンガミュージアムへ。集中講義のベルントさんの授業を少しだけ聴く。バンドデシネの流れが手際よくおさえられていく。ほぼ「ディスタンクシオン」的な問題に違いないと思う。 ここの資料室には欧米でのマンガ研究誌がいろいろあった。こういう資料を…

Aホラー

京都で非常勤。セクーラ論。あと1回でたぶん終了。◆都市岩波講座 都市の再生を考える〈第1巻〉都市とは何か作者: 植田和弘,西村幸夫,神野直彦,間宮陽介出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/03/25メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (9…

リミックス後、パノプティスム、デザイン文脈

マノヴィッチの「リミックス後に何がくるのか」をざっと読みつつ大学。ここからDLできる。◆業務 今日は大学。 講義はパノプティコンとパノプティスムの話をして、講読ではマルヴィ論文の古さと新しさを話して、ガニングの案外ややこしい論の道筋をたどり、…

間際の像

刺激の過剰と麻痺について資料を検索。こんなものも出ていた。ティモシー・リアリー [DVD]出版社/メーカー: ナウオンメディア(株)発売日: 2005/11/25メディア: DVD クリック: 22回この商品を含むブログ (4件) を見るLSD プロブレムチャイルド&ワンダードラッ…

週末

◆3連続 金曜日はバッチェン本トークショー。畠山さんとようやくディスカッションできて自分としては満足。ただし、結論は棚上げだったので、それは本を買って読んでください、というしかない。 翌日は映像学会を神戸で開催。精華大の発表者孟くんのレイヤー…

監視関連、その他

◆監視関連空間管理社会―監視と自由のパラドックス作者: 阿部潔,成実弘至出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2006/09/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (25件) を見るも読む。問題が整理されていて通勤読書には最適かもしれない…

監視本、書評

◆監視本The Simulation of Surveillance: Hypercontrol in Telematic Societies (Cambridge Cultural Social Studies)作者: William Bogard出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2010/06/07メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を…

イベント

卒論指導をあれこれして大学院のオープンキャンパスとか、安全衛生点検とかして、年度末の予算処理とか、他雑用山積みを山崩しのようにこなす12月。 ◆イベントのお知らせ 来週末のことですが、久々にメディアショップでイベントをします。お店のブログはこ…

バルジャー事件

今回の風邪は長引いた。まだ治ってはいないもののようやく活動再開。◆フィッシュリ+ヴァイス展 金沢21世紀美術館での展覧会を見に行った。特にカタログが刊行されているわけではないが、たぶんこれだけの作品が集められたのは日本では初めてではないだろう…

スライドショー

風邪が治りかけなのでもうちと養生したいが、そうも言っておられず東京往復。◆スライド論のためにSlideshow作者: Darsie Alexander,M. Darsie Alexander,Charles Harrison,Robert Storr出版社/メーカー: Pennsylvania State Univ Pr発売日: 2005/04/30メディ…

写真論

風邪でふせっているのだがそうもいっておられず、次の仕事に着手。◆次のお仕事 次の仕事のためにブルデューの本を集めている。写真論―その社会的効用 (叢書・ウニベルシタス)作者: ピエールブルデュー,山縣煕,山縣直子出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日…

御礼終了

■満員御礼 土曜日のトークショーはひとまず終了(お越しいただいた方、その後の打ち上げにお付き合いいただいた方、ありがとうございました)。深夜まで濃密な話ができるのは東京ならでは。で、当日話がぐるぐるまわったことは反省しています。 私が話したか…

イベント続き

今日は京大の授業の後、新幹線で東京移動し夜は指紋論トークに参加します。もちろんバッチェン本も宣伝のために少しかませてもらいます。 で明日は朝東京を出て下記のゲーム論大会が神戸であります。これは前の記事を参照ください。 その次の週は、中国映画…

ゲーム大会

夜、今週末に開催される研究会の発表者と打ち合わせ。私はオブザーバーであくまでも学生が企画者なのだけれども、傍で見ていると結構面白そうな会になりそうな予感なので、関西圏のひとはぜひ参加してください。詳細はここ。研究会のテーマはヴィデオ・ゲー…

3D、終了

■3D映画 橋本氏が書いていたように今日はよりにもよってこんな催しがある。行った人は話を聞かせてください。 関西でもあればいいのだが。。。 ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」 記念特別イベント 講演と上映 3D映画の歴史 ―3D(立体)映画の知られざる…

インデックス、ガニング

京大講読。セクーラの最初の節に進む。■ガニング ガニングの「インデックスの何が問題なのかWhat's the point of an index? or, Faking Photographs」という報告を読む。デジタル美学というタイトルの学会のセッションでの報告のようだ。議論は明快である。…

スライドショー

大阪へマン・レイ展見学会へ。前回見逃した映画を通して見る。Slideshow作者: Darsie Alexander,M. Darsie Alexander,Charles Harrison,Robert Storr出版社/メーカー: Pennsylvania State Univ Pr発売日: 2005/04/30メディア: ペーパーバック購入: 3人 クリ…

情報美学とバベル&バビロン

Info-aesthetics作者: Lev Manovich出版社/メーカー: Bloomsbury USA Academic発売日: 2019/05/02メディア: ペーパーバック クリック: 9回この商品を含むブログを見るマノヴィッチ新刊。予約可で2012年発売とは。。。こんなのはあり得るのか。 仕事の関係上…

HCD、指紋論

今日はHCD(ホームカミングデイ)の出席で神戸。学生関連委員だから仕方なし。OBや同窓会との結びつきを緊密にするのも今の大学教員の仕事のひとつなのであった…■授業 一昨日の授業はベンヤミン論を半ばまで進め、学部はソブチャクのスタートレック論の部分…

俳句、リロード

会議会議会議。 10月からこの言葉しか繰り返していないことは分かるが繰り返すと、 「忙しすぎる」。 困ったことに忙しすぎると、隙間時間に、習性上あるいは精神衛生上何かとあがいてしまい結果小ネタばかり見つけることになってしまう。■写真=俳句説 とい…

報告&告知

■報告 日本マスコミュニケーション学会で報告することになりました。6日同志社です。詳細はこちら。原稿はこれから。とはいえ概説的なものになると思う。■告知指紋論 心霊主義から生体認証まで作者: 橋本一径出版社/メーカー: 青土社発売日: 2010/10/23メデ…

ゲーム大会

■研究会のお知らせ 下記の研究会を開催します。表象の学会とかぶってしまったのですが、関西方面の方こぞってご参加ください。 http://avcs.web.fc2.com/contents/tvgame.html 第二〇回視聴覚文化研究会 特集「テレビゲームの感性的論理――ニューメディアと文…

講読、ワールド、アーカイヴ

■授業 昨日神戸3,4,5限。今日は京都3限。 神戸の院生講読の次のテクストは 今読んでいるガニングの論はまあ普通の教科書的なもの。他にもスラップスティック論で面白そうなガニングの論も入手する。二週で一本のペースなのでこの後はたぶんシャヴィロ…

ワールド

■ラルティーグJacques Henri Lartigue: The Invention of an Artist作者: Kevin D. Moore出版社/メーカー: Princeton Univ Pr発売日: 2004/09/20メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログを見る英語で書かれたきちんとしたラルテ…

写真の逸話本

忙しい。■サブカル研2回目日本的想像力の未来 クール・ジャパノロジーの可能性 (NHKブックス)作者: 東浩紀出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2010/08/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 17人 クリック: 212回この商品を含むブログ (35件) を見る昨日の…