写真の時間と夏季特訓

 朝から1年生持ち回り授業。写真論入門。写真を見たり撮られたりする経験にいかに厄介な狂気の時間性が具わっているのかを淡々と映画を見せつつ解説。たぶんわかりにくい学生も多かったのかもしれないが反応は悪くなし。後期の授業はやりやすそうである。これで前期授業は終了。とはいえ学生との夏季読書会とか輪読会とか校正とかいろいろある。夏季自由練習の時期のほうが僕は好きである。

 本屋の見計らいでソフィ・カルの新刊とラルティーグの展覧会本が届く。前者はいつもながら装丁が凝っており、後者はかなりの規模であることが分かる。果たしてあの彼の数々のステレオ写真はあの状態で展示されているのか。見どころである。
  今日、半年ひきずっていた任務が終了する。ようやく研究を再開できそうな感じである。
 早速懸案のクラウスのグリッド論を粗読みしはじめる。