2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

業務とパノラマ準備

■ 会議・ガイダンス・学会予行演習な一日。 疲れて韓国料理食べて終電。■ パノラマ写真についてのひと資料としてマイブリッジのサンフランシスコ写真を持ち帰る。Eadweard Muybridge and the Photographic Panorama of San Francisco 1850-1880 (Canadian Ce…

かわいい考

■かわいい考 キャラクターについて調べている。87%の日本人がキャラクターを好きな理由―なぜ現代人はキャラクターなしで生きられないのだろう?作者: 香山リカ,バンダイキャラクター研究所出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2001/10メディア: 単行本 クリッ…

ヘスの復習等

■ヘスの復習 ヘス論文の復習。ライン川旅行が歴史主義と関わり、なおかつパノラマの意味合いが歴史的な意味合いをもつ巡って見る形式へと推移した過程と並行している、しかも旅行書では云々という節を読む。 …ドイツには何回も滞在したがライン川下りは面舵…

目利きと写真

■ザンダーの風景 大学へ。 ヴォルフガング・ケンプのテクストが付いたザンダーの写真集Rheinlandschaftenを借りる。パノラマ的資料のひとつとして。このテクストについてはモルダリングによる批判もあり、少し掘り下げていきたいところ。■目利き 目利きの話…

ピエール、リーグル、ベルティング

■ピエールと私 先日飲み会の折の一枚。NTTタウンページの広告「ぺーいち・ぺーじ兄弟」ポスター前にて学生が撮影。冗談にならないほど似ているのでTV露出は控えてほしい。そのつどあだ名になるし。ピエールを知らない人は下記のページ参照。 http://www…

チョコレート工場

■ ティム・バートンの映画を見に行く。 連休最終日ということもあって満員。映画を見るひとがこんなにも多いのかと少し引くぐらい驚く。映画自体は、ディオラマとアトラクションとコピーとトラウマがポイント。

視聴覚文化研究会

今日は視(聴)覚文化研究会。 引き札の発表とボルタンスキー《D家のアルバム》の発表とインターネットにおける接触について。そこそこ人が集まってくれてぼちぼち研究会の体裁になる。 それにしてもあちこちの学生が発表すると個人的スタイルとかいろんな…

軽苦しい分析

■ 先日挙げた『カーニヴァル…』を読む。 再帰的構造とデータベースという概念からニートと監視とケータイを分析する。もちろん同じ概念によって写真も議論することができる。つまり、「ベタ」でもない「メタ」でもない「ネタ」的コミュニケーションの次元か…

人間ってすばらしい写真

■写美ネット まったく知らなかったが写真美術館の図書室の検索がネットでできるようになっていた。 http://tokyophotomuseum-library.opac.jp/freefind.cgi これで片道2時間半かけて凹む目にあうこともなくなる。■お賽銭の理由ゲルンシャイム『ダゲール――デ…

火のつきかた

■写真の理論 後期用にクラカウアー『映画の理論』を訳しはじめる。 クラカウアー、スタイケンやニューホールとも知己であったようである。 彼の写真についての議論をこういうところから攻めてみてもいいかもしれない。■カーニヴァル 遅まきながらカーニヴァ…

シンケル・ディオラマ・アニメーション他

■シンケルとディオラマ シンケルの絵画とディオラマと記念碑との関係について読む。 シンケルの絵画はディオラマそのものであり、実際にも関与があり、しかもそれがパノラマ的なものの趣味の推移に当たっているということ、これがヘス論文では確認できる。 …

ガン飛ばしドラマ

■ 「かわいい」ネタを探している。現象学でも精神分析でも生物学でもできそうではあるが、とりあえず以前はやった「ゆるキャラ」ものを調べてみる(みうらじゅん『ゆるキャラ大図鑑』)。京都タワーのキャラにたわわちゃんなるものがある(http://www.excite…

合わせ鏡のずらしかた

■ 「フラワー都市」砺波市へ。人っ子ひとりいないチューリップ公園でチューリップの群衆をかきわけ美術館へ。森村氏と佐藤氏のトーク・ショーを見に行く。佐藤氏のがぶりよりを森村氏がかわそうとするやりとりが面白くもあった。水入りで終了。簡単に言えば…

視覚文化研究会のお知らせ

■ ナナフシ校正とレポート採点仕上げ。■ 視文研のページを作る。視覚文化研究会の略。聴覚文化関係のひとが発表すれば「視聴研」、嗅覚文化関係のひとが発表すれば「視嗅研」になる予定。いちおう院生たちが立ち上げたかたちの研究会。詳細は下記を参照。 ht…

増殖する博士の肖像

■ 大学。雑用でタッチ&リリースで帰る。 ついでに『博士の肖像』を持ち帰る。 http://www.um.u-tokyo.ac.jp/publish_db/1998Portrait/ 『博士の肖像』には自らの遺志で骨格標本になった博士の話もある。 …昨今の大学内部の組織替えが繰り返されれば、いった…

玉音写真の読み方

■八月十五日の神話 終戦記念日のメディア学 ちくま新書 (544)作者: 佐藤卓己出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/07/06メディア: 新書購入: 6人 クリック: 442回この商品を含むブログ (131件) を見る以前書いた『インターコミュニケーション』54号の二つ…

バージャーを見るということ

■ 大学へ行ってあれこれ用事。大学構内、蒸し暑すぎ。■見るということ (ちくま学芸文庫)作者: ジョン・バージャー,飯沢耕太郎,笠原美智子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/08/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 29回この商品を含むブログ (40件) を…

ナナフシ最終回

■ 今日はナナフシ読書会最終回。 流浪の読書会なので今回も河原町コーヒーの青山で3時間強粘る。この喫茶店は夕方から夜の世界の人があれこれと出入りする。隣に座った黒服の集団の話に耳を散漫にされながら(詳しくは裏ブログに書きます)、ナナフシの逆説…

レポート採点

■ レポート採点。能『羽衣』、絵本雑誌MOE、演奏会チラシにおける女性表象、デルヴィル《プラトンの学園》、赤瀬川「千円札裁判」、エッフェル塔石版画、ライオンキング・うちわ、森村泰昌《フェルメールの部屋》、藤子・F・不二雄、松本大洋、映画『ノロイ…

7つの顔

■顔美術史の7つの顔作者: 小林康夫,平倉圭,日高優,香川檀,橋本悟,大原宣久出版社/メーカー: 未来社発売日: 2005/06/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見るのお知らせをもらいました。いちおう宣伝。■研究会 文芸学研究会に行く…

■ ひとやま片付いた途端にもうひとやま来る。通信のレポート。週末片付ける。 某大学の教科書執筆依頼が来る。執筆項目がなぜか「かわいい」と「格闘技」。らくごのごみたいである。さっそく「きもかわいい」とか「こわかわいい」とかのキーワードを検索する…

業務

■ いまさらながらレポート読み。さくさくと採点する。コピペについてのバトンシリーズがあるらしい。

パノラマランカイニンギョウ

■パノラマとランカイとニンギョウ 遅まきながら人生は博覧会 日本ランカイ屋列伝作者: 橋爪紳也出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2001/05/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る日本の博覧会―寺下勍コレクション (別冊太陽―日本…

選挙と台風

■ 昨日は台風にまくられながら帰京する。みるみるバロック絵画化する空から脱出。乱気流で上下することも含めて、飛行機の移動というのはけっこう発見がある。■選挙と台風 キーワードになっているかもしれないので「選挙と台風」といちおう入れておく。ひね…

猫の里親募集

■猫の里親募集 一昨日の続き。捨て猫八匹のうち一匹の写真。 ■ 大宰府にいき顔出し写真をひとつ見つける。 見えにくいがキティショップの店頭にキティの顔空きパネルがある。 以前も書いたが、顔出し写真の起源は常々気になっている。 ついでに九州国立博物…

パノラマと記念碑

ヘスの「パノラマと記念碑」を翻訳。 風景のパノラマから歴史パノラマへの移行を、パノラマのヴァリエーション(ネオラマ、プレオラマ、コスモラマ、サイクロラマなど)や旅行ガイドなどを参照しながらあとづける論文。

猫の里親募集

■猫の里親募集 知り合いが、捨て猫八匹の里親を探している模様。かなり急を要するようなので、里親希望の方はこちらにご連絡ください。京都市内で猫を受け取りにこれる方。■ 『知覚の宙吊り』と『パノラマと記念碑』を読む。 福岡はダイヤルアップ回線なので…

視覚文化の教科書

■ 入れておきました。The Nineteenth-Century Visual Culture Reader (In Sight: Visual Culture)作者: Vanessa R. Schwartz出版社/メーカー: Routledge発売日: 2004/07/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (2件) を見る■ レポート採点。コピペ…

基本書

■Cinema and the Invention of Modern Life作者: Leo Charney出版社/メーカー: University of California Press発売日: 1996/01/31メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る今回の九州行きで携行する本。 視覚文化…