2009-01-01から1年間の記事一覧

年の瀬仕事

九州から戻ってきて神戸。集中講義にきていただいている吉岡洋さんと学生さんたちとで忘年会。 来年初め(1月6日、7日)にひきつづき吉岡さんの講義の後編があります。 これはうちの学生さんにぜひ参加してほしい。年の瀬になってもまだ仕事。翻訳校正を…

問題の種

24日の夜に発って25日からみっちり3日間の黒サンタ仕事=九州集中講義終了。パリ、東京、博多の一連の出張シリーズも終わる。3日間喋って果てる。 それにしても博多駅の駅弁ってもう少し何とかならないものなのか。たとえば、明太子弁当はメインおかず…

忙殺、自動追尾

この間、忙殺。明日は午後授業が終わったらそのまま博多入り。翌朝から3日間みっちり集中講義。もう少しゆっくりしたいのだが、2月、3月にインフルエンザ対策の日程が入り込み、3日間連続して使える日がない。■資料家族―長島有里枝写真集作者: 長島有里…

資料

女の子写真についても少しふれるので資料収集。 Pastime paradise―長島有里枝写真集作者: 長島有里枝出版社/メーカー: マドラ出版発売日: 2000/12メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る

ダンス、翻訳

■ダンス 昨日はここでも告知したダンスのイベントに参加する。 とはいえボヴェさんのダンスとその後の前半のトークのみであとは研究室で雑用だったが、1時間少々のトークだけでもなぜ場と身体の関係が問題になるのか、いくつもの力の線分をどのように持続さ…

研究会

■研究会 昨日は1限から4限の日。終わって研究会。上野成利さんが組織している異分野の交わる研究会。久方ぶりにベンヤミン発表にコメントする。上野さん、とても機転のきく、回転の速いひと。暴力 (思考のフロンティア)作者: 上野成利出版社/メーカー: 岩…

写真論など

朝からゼミ、昼から会議5時間。頼むから学生は時間どおりにはじめてほしい。こちらは時間が分単位なので。 Bilder der Photographie: Ein Album photographischer Metaphern作者: Bernd Stiegler出版社/メーカー: Suhrkamp Verlag AG発売日: 2006/03/27メデ…

洞窟から

洞窟へ―心とイメージのアルケオロジー作者: 港千尋出版社/メーカー: せりか書房発売日: 2001/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (38件) を見る港さんのこの本もようやく開く。イメージ人類学のベルティングの問題構成を別の角…

今週も出張

■出張 日曜日に学会の打ち合わせなどの会議があり、東京。翌日は同じく東京で夜に写真集の出版記念パーティーに出る。 その合間にまわったのは月曜日なのでどこも閉館のため、森美術館。医学と芸術の展覧会。いろんな意味で広すぎるのでなんか散漫であった。…

ボケ治りかけ

■ 時差ボケがようやく治りつつある。 出張で読んだのはこの二冊。美味しい料理の哲学 (シリーズ・道徳の系譜)作者: 廣瀬純出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/10/13メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 83回この商品を含むブログ (22件) を見るウェ…

お知らせふたつ

■イベントのお知らせ。 場との交流(コミュニケーション)―いま・ここに生まれる何かを求めて― 日時:12月19日(土)14:00〜(無料・予約不要) 場所:神戸大学百年記念会館 ●パフォーマンス: 振付・ダンスパフォーマー:ボヴェ太郎 音響:原摩利彦 ●ディ…

シンポ概要

■日本写真史シンポ というわけでストの煽りもあって結構真面目に参加したシンポの感想。 全体のプログラムはこんな感じ。 12月4日(金) 14:00 挨拶/趣旨説明 14:15-16:30 セッション1「「写真というオブジェ」 司会Françoise DENOYELLE フランソアーズ・ドノ…

文献あれこれ

今回は毎回利用しているポンピドゥの図書室やブックショップがストライキのために完全に利用不可能だったので(佐藤君はルーヴルの行列にすらぶちぎれていたのであった…それにしても到着してから波のように美術館が閉館になるのは、まっとうな抗議だとはわか…

出張直後

この間、出張。パリとカールスルーエをまわった。カールスルーエではZKM20周年を記念した展覧会を堪能し、パリでは生憎のストまみれの美術館に辟易しつつも、先に紹介した日本写真史シンポを聞きに行く。マジックランターンのこれまでみたこの関連で最も…

出張間際

猛烈に忙しいのだが、2-3月にインフルエンザ対策のために日程が二倍になってしまったので――これはどこでも同様らしいし、インフルエンザに文句は言えないのも同様だろう――、年内に出張に出ることにした。精華大の佐藤氏も参加するシンポにも顔を出しつつ、…

打ち合わせ

■判定中毒 昨日は神戸から京都に戻ってきて、京大と神大とそのほかの院生数人と京大の吉岡さんと飲みつつ来年の学会のコンセプトを練る。ぐだぐだっとなって、寝て翌日は朝7時から夜8時までしゃべりとおし。 メモっておくとこの本の話が抜群に面白かった。…

抗争の次

■ 『意味の抗争』のグローヴァー論文を読んでいたら、これまでステレオ写真や写真の鑑賞自体で等閑視されてきた、ポルノグラフィやこれと結びついた写真を見ている際の身体的操作についてももう少し調べてみなければならないと思い、文献を調べている。グロ…

強行軍準備

他の業務でどうしてもこの時期に出張せねばならず、パリのあれこれの催しものを調べている。橋本くん情報によると幻燈展がシネマテークで開催中。たしかにサイトの作りがうまい。 ポンピドゥーではsubversive image展とフェミニズム関係の展覧会がある。ま、…

新刊旧刊

■エスポジト近代政治の脱構築 共同体・免疫・生政治 (講談社選書メチエ)作者: ロベルト・エスポジト,岡田温司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/10/09メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 61回この商品を含むブログ (19件) を見る免疫についていろいろ考…

写真整形

■整形写真と整形される写真 写真関係なのでいちおうこの間にあった犯罪容疑者の整形と写真についてもコメントを。 あちこちで二枚の写真が並べられている。いわゆるbefore/after写真である。19世紀末以来、司法制度のなかで写真の同定的機能が制度化され、…

立体からのずれ

■戦慄迷宮 呪怨の清水崇、ホラー、廃墟病院もの、そして3Dとあれば、仕事上、見ざるをえない。 というわけで最終日最終上映に駆け込む。予告編はすべて3Dもの。『2012年』とか『アヴァター』とか『クリスマスキャロル』だとか、全部3D版だった。ゲップ…

講義講読研究会

■講義など 昨日午前は『テヅカ…』フレームの不確定性の部分を読み――これはもっと展開できる議論だ――、午後はバルトの写真論1を説明して、その後、院プロ企画のプレゼンのプレゼン授業をする。5コマ喋りつめるとさすがに喉がかれる。■講読など 講読。 今回…

写真、工学

■雑用 ゼミ発表を聞いて会議、その後雑用。そして校正。たぶん夜中まで校正。 ゼミの私写真の発表は、一度飯沢さんの定義をはずれて整理しなおす作業が必要。被写体、流通経路、撮影方法、私的公的の境界と相互の位置を座標軸にすれば、もっと大きな地図が描…

リスト、ノート

■購入リスト マンガ研究もバックナンバーをそろえるべくあげつらう。 米沢記念図書館の話題も漏れ聞きつつ、著作を全部そろえるべくあげつらう。 ■ノート諸々 プレゼン×プレゼン・ノートはほぼ完成。バルト写真論もほぼ完成。 バルト論が最近出ていたような…

3Dホラー、文体練習

■3Dホラー 戦慄迷宮3Dが上映されている。清水、ホラー、3Dとなると見に行かざるをえないので早速調査。 サイトはここ。京都は高の原のみ。■文体練習 週末に翻訳読みあわせをしていて紹介してもらった本。アマゾンの中身を見るでも分かるように、同じ内容…

業務と中吊り

■業務 『意味の抗争』のなかでサリー・スタイン、グローヴァー、セクーラ、フィリップス、クラウスの各論文を毎週1本読むことになった。今年の夏の読書会で読んだクリンプも加えれば、ぼつぼつこの論集も翻訳してしまえそうではある。 来週はスタイン。工場…

業務

■業務 授業一日中。 ゼミは『テヅカ…』第三章から第四章へ進み―この本は本当に教科書的で細かな滞留部分などを除けばよくできた本だと思う―、講義はクラインから中平につないでいったん終了し――学生がコンポラ以降をやっているのでそのもとの議論の平面から…

見続けるはての先

大学。ガイダンス。脅したり褒めたりすかしたりする。見続ける涯に火が・・・ 批評集成1965-1977作者: 中平卓馬出版社/メーカー: オシリス発売日: 2007/04/10メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (20件) を見るがようやく届く。中…

プレゼンのプレゼン

■プレゼン法 大学院のプロジェクトの授業でプレゼン法について何かやれということなので諸々調べ中。 世には「パワポ」の呪いなるジャーゴンがある。どうしてもパワポ作成に熱中した結果、発表が疎かになってしまうという意味だと思う。私の場合、画像やテク…

お知らせ諸々

■お知らせ 年内に怒涛のように各種催しがあるお知らせがくる。いずれも面白そう。・京都精華大学国際マンガ研究センター 第1回国際学術会議 「世界のコミックスとコミックスの世界―グローバルなマンガ研究の可能性を開くために」 リンクを参照。マンガミュー…