写真研究会の告知

■業務
講義と講読。
 講義は写真集論を始める。昨年度の反復も経ながらシャーフのお話まで。マーティン・パーの写真集コレクション本はやはり受けがよい。
 ひとつの文化的モードとしての写真、そしてそのひとつの流通形態である写真集を巨視的にも微視的にも捉える視線もいちおう最初に一言いっておく。写真集の読み方入門ではなく、読むことで複数の言説が拮抗するような場としての写真集ということ、これがいつも念頭にあること。
 講読はクラカウアー論。同時代的影響に引き続き、各方面からの頭ごなしの批判、そしてそこからクラカウアーのテクストの不均質さを救い出そうとするハンセンのプランの提示まで。ユダヤ的な歴史観についても少し話す。救済のレトリック。

■写真研究会の告知
以下は、今週末の研究会の告知です。
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以下の日時・会場にて研究会を開催いたしますので、宜しくご参加下さい。

第2期第11回(26回)
日時:5月21日(土)午後1時〜
場所:同志社大学今出川キャンパス)、明徳館3階メディア教室
発表者及び題目:
北原恵(甲南大学)・・・「人間天皇」の写真と表象」(仮)
野中崇(同志社大学)・・・「1920-1930年代における日本のアヴァンギャルド運動について(仮)」

会場となる明徳館3階メディア教室に入るには、学内関係者のキーカードが必要ですので、
参加される方は、12時50分頃に明徳館入り口にお越し下さい。
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