写真の匂い

■業務
 講義講読。講義はこのあいだの天皇写真のお話を少しして、トルボット論。あと1回でこのネタにはキリをつける。講読はハンセンの文章をあいかわらず。帰りにまたひとつポスター作りの仕事をもらう。たぶん、皆美術の先生と勘違されているのだと思う。

■今日の見計らい

川田喜久治『地図』

地図  - 川田喜久治写真集

地図 - 川田喜久治写真集

エドワード・ウェストン『ライフ・ワーク』
EDWARD WESTON LIFE WORK: Photographs from the collection of Judith G. Hochberg and Michael P. Mattis

EDWARD WESTON LIFE WORK: Photographs from the collection of Judith G. Hochberg and Michael P. Mattis

『地図』はインクの匂いが強烈である。写真集の匂いというのも重要な要素かもしれない。
…どうでもいい話だけれど、私が持っている心霊写真集本にどことなく何か匂う一冊があって、自宅に置こうが研究室に置こうがそのなんとはなしの匂いがとても気になっていた。たんにアメリカの古本屋の独特な匂いかもしれないが。
 先日の東京での仕事の際には、「この本、匂うでしょ」「いや匂わないわ」「いや匂う」と皆鼻を近づけてこの本をまずは嗅ぎまくっていた。ちょっと変な図。結局「祟りにしておきましょう」で落ち着く。降霊会のメディアとして匂いもある。心霊臭現象。