絵はがきと戦争画
雑誌の仕事の関連で、絵はがき論と戦争画論を読む。
一枚の紙が表と裏という二つの面をもち、それゆえにそれを伏せたり裏返したりするだけで複雑なメッセージのやり取りが生じる絵はがきについての議論。
動かないパノラマと動く挿絵に挟まれて奇妙な本物さを具えていた戦争画についての周到な議論。戦争画とパノラマの関係はまだ充分に議論されていない問題なのかもしれない。両者の間にある距離がなぜそんなに容易に埋められてしまったのか。
これに関連して、靖国の遊就館を調べてみたい気になる。
とりあえず今月の雑誌特集「靖国問題」
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/07152667
ついでに
- 作者: 高橋哲哉
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 新書
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