ブライソン

Sugimoto: Portraits

Sugimoto: Portraits

■ブライソン
昨日の3編のうち、ブライソンの論文を訳してしまう。いずれも「ポートレート」シリーズが制作された際の論考ではあるが、蝋人形論の導入にはなる。アームストロングによる「油彩から蝋、蝋から銀へ」に進む。油彩画をしばしば基にした蝋人形をさらに写真に撮影すること、そこに引き継がれるとともに逆転させられる表象の論理の問題。
…と書いていて去年の夏にだいたいここらへんのことを書いていたことに気づく。関心あるひとは蝋人形で検索してください。
ついでにブルームの『ワックスワーク』も再掲示しておく。
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/0816639310/qid=1131974421/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl14/002-4711785-9784002?v=glance&s=books&n=507846

表紙買いしてしまった本。
ところでブライソンの一連の著書の翻訳って現在どうなっているのだろうか。あれが訳されなかったということは大きな問題だと思う。細かにこうしたカタログにもいい論考を寄せているというのに。

■立ち番の蝋人形化
 駅周辺ではこれでもかと立ち番をする警官たちと秋の人出に誘われたヤンキーたちとでごったがえしている。それにしても全国の機動隊用車両が京都に集結している。…職質を一番受けやすい年頃でもあるので、すべて迂回して生活するのがひたすら面倒である。普通に自転車に乗っていて止められかねない。ま、角という角に立たれていると蝋人形的で面白いのではあるが。

■サミットでサミット
 世界アーティストサミットなるものがあるそうだ。
 トーマス・シュトルートも参加する模様。
http://www.acic.kyoto-art.ac.jp/now/2005/11/a_summit/a_summit.html
事前の予約が必要なのでいちおう表にも挙げておく。昨日予約したけれどまだ大丈夫な様子。縄文神殿で開催されます。