こわかわとRRG


雑誌編集仕事。四六時中各方面からの通報待ちをしている様子は、年末年始の消防署のようである。たしか去年もこうだった。合掌。

■こわかわ
昨日挙げた「マンガ批評の最前線」をざっと読む。『テヅカ…』のほうはこれから。
キャラ/キャラクターの問題、フレームの不確定性の問題は、かなり使い手がある。個人的には近々書く「かわいい」の項目に使えそうでもある。かわいいという問題は、ジェンダリングのもとで強い抑圧的構造が関わっている場合が多い、かわいいとはそういう力学を壊してしまう怖さを帯びている、かわいさを解き放つこと、こわかわいいものの本当の怖さを考える、とか妄想を拡げる。ここにキャラ問題を代入するとか。
 ただし議論を読んでいて「表現論」という名称にはやっぱり違和感が残る。それが記号論ではなくむしろポスト記号論という意味だというのは充分に分かるのだけれども、表現という語はどうしても作者という極を残存させかねないような気がする。もちろんこれは名称の問題なのだけれども。



年末はお笑い番組が多い。昨日の夜中もそうだが、今日も笑金SPを目の端で見てしまう。
この番組のシャッフルコーナーは、別番組の同種のコーナーに比べて、結果が予想範囲を超えないのが難。こういうときいつも思うのは、HGはRGと組んでみること。RGとは、レイザーの相方ではなく江頭のこと。彼はリアルなRGだし、陰と陽で案外面白いかもしれない。