長い一日

■仕事×3
一時間目の持ち回り入門授業から一日は始まる。
いつものごとく最後10分にかわいいからこわかわいいにかわる画像をざっと見せて終了。
間飛ばして4時に美術館見学。兵庫県美ホイットニー美術館展をざっと見る。アメリカ美術のつくりかた&細腕繁盛記といった感じであった。

終わって夜京都でいつもの打ち合わせ兼飲み会。女傑二人とがっと喋る。これは2,3年後に面白い漫画論を仕事で編むプランを進める。宝塚の演目の話。右より漫画の話。モダニゼーションをはなから後ろ向きの回顧的ノスタルジアの対象として様式化した、日本の近代化の捩れ方の話。ガラパゴス諸島としての宝塚の話。知識人の宝塚へのすりよりと癒着の話。丸尾末広話。はだしのゲン話。
濃くて密なこういう会合が定期的にあるのは助かる。


■心霊映画論
京大の石田さんに先を越されてしまう。『女優霊』論。

石田美紀「メタ映像としての幽霊表象――中田秀夫監督『女優霊』」(立命館大学アートリサーチセンター紀要vol.6(2006年3月))

心霊写真論の本当のこわさをきちんと分かって論じてくれているはずである。
返答として、私の心霊映画論はお盆すぎに書きます。これは本にして。