赤門写真等


■シンポ終了
東京からようやく戻ってくる。
担当のシンポはひとまず終了。パネリストに応じてくれた和田氏、門林氏には感謝。
わざわざ聞きに来ていただいた方にも、準備を担当してくれた東大スタッフにも感謝。
もちろん、議論が明らかにまとまらなかったのは、やはり私の責任。
なかなか難しい。しかしこうしたずれを何度も経ていかないとならないのかもしれない。

…と諸々反省しつつ、来年4月、5月の次の大仕事のことを最終日に若手と相談する。

■イコノミー、イコン的
他、学会3日間、さぼりつつも結構あれこれ発表を聞いてまわる。
表象と美学があちこちで交じり合った現象が今回の特徴。

全体的に、いくつか面白い発表もあったが、映像関係コーナーはまとまった発表は多いわりに、言説やメディアの位相が単層的なのがとても気になる。イコンのエコノミーである「イコノミー」を官僚的にこなすイコノクラート予備軍のような発表が多いのは不安。

写美で開催中の北島さんの写真展もいく。これまで仕事でご一緒しながらきちんとおさえていなかったこれまでの仕事の一部を一覧できたのはよかった。イコン的なUSSRのシリーズの面白さ。

■赤門写真
ところで学会中、時折さぼりつつ喫煙コーナーにいると、東大ツアーの小学生集団が何組も目の前を通りすぎているのには驚いた。当人たちには悪いけど、こっけいすぎて笑ってしまった。他方、赤門の前で写真を撮る父兄とそのお子様も多数見る。ぼうっと見ていると、門の位置と被写体の位置にことのほか撮影者の父兄が気を遣っている。隠喩的な画像コード、とつぶやき3日間見てしまった。関係者はとても真剣なので、それ以上は言わないけれども。

■cream
ところで映像祭が横浜で開催されるという情報をようやくいただく。
CREAMヨコハマ国際映像祭

10月か11月に東京に来る際に考えよう。