終了


■終了
 記号学会終了。
 ここ数カ月、学生には忙しく準備に動いてもらったので、スムーズに運営はできたような気がする。これはひとえに学生スタッフのおかげ。この規模の学会を開催したのは実は初めてだった。今年の後半には、もう現在のスタッフ数は確保できないので(3名が留学予定)、学会開催のタイミングとしてはちょうどよかったのではないかと思う。

 内容に関しては、判定というキーワードで3つのジャンルの議論を微妙に重ね合わせつつ、現在起きている判定過剰という雰囲気を浮かび上がらせることだった。もちろん、突っ込みはたりないセッションもあったかもしれないけれど、そしてまだ論点は出てくる雰囲気もあったけれど、ひとまず想定した以上に、参加者もおり、フロアからも議論が出たのでぼつぼつよしとする。

 何よりも主旨に同意してもらい、裁判員制度、判定の思想、スポーツの判定セッションそれぞれに協力していただいたゲストの先生方、ありがとうございました。藤田さん、堀田さん、山口さん、岡田さん、稲垣さん、すべての方が別の分野に属し、別の話し方をし、同じ会場で少しずつ交錯するという面白さは、この学会ならではのものだと再確認しました。
 個人的には、稲垣さんのあの静かなラディカルさをもっともっと引き出すだけの時間があるようにスケジュール設定すればよかった…と最後に思った次第。

 とはいえ終了。ひとまず暫し休憩。

Krzysztof Wodiczko: Guests

Krzysztof Wodiczko: Guests

この間近美で見た作品が面白かったので、監視作品圏投影反射作品として話の素材にしようと思う。