東京出張


 と、あれこれ展覧会検索していて行けたのは一件のみ。学会は土日(月)が多いゆえに毎度こんな感じになる。

 映像学会はシンポ中途から参加。アナログ/デジタルという話題だったが、各関係者が分野が違うので混じり合うというよりもそれぞれの分野から現状や私見を述べるという感じであった。司会の最後のアナログとデジタルの入り組んだ状態についての議論が聞きたかった。

 学会発表は、4つほど聞いて、そのまま岡本太郎美術館へいき鴨居展&パフォーマンスを見て懇親会に戻って二次会まで参加。無声映画の調色染色の報告、ケータイマンガの報告、光をつかった作品の報告ほか二つを聞く。調色の話は技術的には写真と絡み合っており、とくにフレームをプリントしなおして一フレームずつを子ども用に販売した玩具が物として興味深い。ケータイマンガはマンガの読みの話をもう少し絡ませてほしかった。光の話もZKMで結構な展覧会があったのでそれも参照すべきだし、質疑にもあったように光の造形とプロパガンダや都市の照明の問題も考慮すべきだし、光源ー光ースクリーンという要素、スクリーンが投影面ではなく遮蔽的装置でもあることなども考慮した議論が聞きたかった。

 ともあれ複数の学会に属していると、ある時期に集中してこういう催しがあるので、体力的金銭的には結構大変。もちろん、それぞれのトーンやスタイルの差異をはっきり認識できるので参考にはなる。