生物、瓦礫
■生物
昨日は神戸で研究会。
カント、ブルイユ、ベーメの発表を聞く。コメントは何もなし。ベーメの著書が案外訳されていること、ベーメの挙げる生物学本も訳書があることを確認。随分昔に読んだままだった。生物と情動、これが僕にとってはキーワードになりそうな気がした。
■瓦礫
9月中も鬼のように仕事があるのだが、ようやくざざっと読み終える。
ベンヤミンの言う遊動空間や人間学的身体を、映像の問題構制にひきつけて議論した良書。ガニングの論も随所で参照されているし、フリードバーグへの的確な批判もその通りだし、スラップスティックの議論はおおいに参考になる。ハンセンのミッキー論やジュラシック・パーク論を読み返し、初期アニメ論もぼつぼつ考えているところなので、刺激的だった。
写真に関してこうした論が展開できないか。なおかつ90年代以降に架橋させる方法は。。。というのはこちらの宿題。