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■エイリアン論
『Science Fiction Studies』の1980年の号にエイリアン・シンポジウムの数本の論文が掲載されていた。ざっと読んだが、グレマスのあの四角形をつかいながらイデオロギー的批判を繰り広げる感じの議論がいくつか。つまり人間をまずは立てておいて、非人間があって、、という図である。皆微妙に各項が違う図を展開する。
ひとまず今日は一作目のあれこれのポイントを見せてしゃべって終了。来週は次のものも読みつつクリード批判もして、他のエイリアン解釈も紹介して議論をしめくくる予定。
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ラマールが来日するのに合わせたわけではないが、彼の論文をゼミで読んでいる。リミテッド・フルアニメ論を今日は半ばまで進む。いつもドゥルーズの映像論へ流れるところはどうだかなとは思うが、たしかに他のアニメーション論にはなかった楔はある論文。『アニメ・マシーン』も部分的には読んでみようかという気にはなる。