スパイの些細な動き

いろんな検索語で検索されてる。道路公団や某テレビ局や宇宙開発事業団から来るのは何となく分かる。しかし「スパイ適性」でここが引っかかるとはどういうことなのだろうか。疑問。

それはさておき、大学でもちまわり演習。ここは本来、業務日誌だけど書くべきことは何もなし。4回ぐらいいじらないと学生は変わらない。後は論文作成の指導授業。

…動くものと静止しているものについてずっと尾をひいて考えている。写真を論じるものは静止しているものを誰もが見るにちがいないと前提している。しかし、不特定多数の聴衆を前に話をすると、静止した完璧な構図の静止画よりも、案外僅かに動くというだけで注意を惹いてしまうことがある。この些細な動き。動きしか見てない者はこの動きを見ず、静止しか見ないものは動きを切り落とす。目の端で動くもの、これが初期の映画理論を読んでいてつねに気になるところである。どちらの幻想もこれを梃子に裏返せないのか。