円環と運動

講読と会議3本。

ドイツ語の論文は運動をめぐるもの。ドローネーについてのうわ言のような引用を苦労して読む。
対比的な色の円や環の並置や重複によって律動を読み取らせるという手法。ようやくデュシャンへはいる。前期はおそらく未来派に少し入るまでで終わるのであろう。
雑用をさっさと済ませて昼飯かきこみ学生指導会。1時間半ほど議論を整理。ともかく論文や発表には勢いで納得させるぐらいの段取りとメリハリが必要。
そして会議三本。
作成したポスターの不吉さを指摘されて苦笑する。確信犯だからしかたがない。全て終わって研究室に戻り、学生に映像プレゼンの仕方を少し教える。
帰りにリュミエールの映画分析を読む。
循環的構造、外部と内部の障壁、入り組んだ対角線の交差運動など、指摘が細かい。雪合戦、赤ん坊の食事、工場の出口、カード遊び、壁の取り壊し、延々とエンドレスに流しつつ焼酎をあおる。