今日も大学

 昼から教職関係のゼミ。
 映画理論初期のミュンスターバーグの論文をまとめてもらう。奥行きと運動と注意。いろいろ工夫してあって面白かった。
 仮想的奥行きにおける動きとクロースアップがサイレント映画において無意的注意を喚起する、それがいかに重要であったかを今さらながら確認する。ついでなのでミュンスターバーグの本を借り出すことにする。
 この枠の授業はもちまわりなので仕方がないが、ディスカッションがどうしてもよそよそしいままで不完全燃焼気味なのが難点。微妙に反応している身体を抑制するこの鎧のようなものがどうにも気になる。
 非常勤の先生に少し挨拶をして帰京。