二種のショックと階段昇降

講義講読。
 講義はガニングの続き。ショックの話に進むが、フロイト+シヴェルブシュ+ベンヤミンのショック説の解しまでは進まず。ただ二種類のショックの話まではできたのでよしとする。興味がある人は、ステレオダイアリを見ていただきたい。参照図版として使用したカートライト『Screening the Body』を久々に見返す。これも暫く積読状態になっていた。象の処刑と女詐欺師の撮影のビデオはどこかにないものか。求む情報。次回は心霊写真論2004年版。
 講読はエイゼンシュテインをひたすら。プドフキンとの対比を手際よくまとめるアンドリューの説を読む。モンタージュの項を終了して今期は終わりになりそうな予感である。
 大学の研究室がある建物は4階建てでその4階に私の研究室がある。もちろんエレベーターなどという優雅なものなど備わっていようはずがない。昇り降りが度重なりとことん疲れてくると、時々いつの間にか4階を通り過ぎて屋上の手前まで昇ってしまうことがある。まだそこまでは疲れていないのだが。
 夏まであともう少し。

トールボット文献にようやく手を伸ばす。