ロンドン4

photographology2004-08-06

ロンドンは実質最終日。
サーチギャラリーで悪趣味まみれになる。ダミアン・ハーストはここに置くとそれほど悪趣味でもないようにおもえる。あのサメや羊の水槽入りはたんに文字どおりのスティル・ライフなのである。チャップマンは実物のほうがえぐい。
次はテート・ブリテンターナーコレクションを確認。どうもカタログの解説には美術史的な問題ばかりが書かれていて不満。
そして科学博物館。光学と写真および映画のコーナーがあった。ステレオスコープの隠れた宝庫がここ。
ヴィクトリア&アルバート美術館にもついでに行く。絵画のコーナーのみ。ゲインズバラのガラス絵の確認をする。しかしここは部屋割りが実にわかりにくい。写真のコーナーで畠山氏の作品ブラストが展示してある。
 テート・モダンで待ち合わせをするが、もはや見る気力はなし、ミレニアムブリッジを渡って最後の観光名所を記録してインド料理。夜の大英博正面でぼうっとする。
 
 とにかく忙しい旅であった。ウェブではわからない写真論やヴィジュアルスタディーズの動向なども少し紹介できそうな気がする。

画像は科学博物館の写真コーナーの展示の一部。こんな風にレイアウトされた例が豊富に展示されている。