作業中

 バルト考を引き続き進める。…以前、ある人から「写真論ってバルトの『明るい部屋』で終わりでしょ」、という意味合いのことを言われたことがある。存在論とコンテクスト論という選択肢は、どちらも厄介であることはたしかである。一方でコンテクストを超え出てしまう部分を指摘する必要があるし、他方で存在論をなんとか解きほぐす術が必要。その手始めとしてバルトが写真発明来のある言説の系統を引き継いでいるという部分を言説史の観点から相対化した文章を読む。

 グリフィスのおさらい。定期的に全部見直す作業が必要。初期映画の上映事情が分かる映画作品をリストアップする。

 監視ネタの補充。ビッグブラザーのdvdを漁る。国によって特色があるという話。ドイツよりもイギリスかオランダあたりのものがよいか。いやスイスものはどうだと思案する。監視もの映画もあたっていく。