外示の威光を受ける共示の方式

 講読2本。バルト「写真のメッセージ」もクラカウアー入門もさほど進まず。前者は写真の共示化のコード分類まで進む。その6つの方式のうちの第一群――トリック、ポーズ、被写体――と第二群――フォトジェニー、審美主義、統辞法――の分類にこだわってみる。この分け方、詳しく考えるとややこしい。「外示の威光」から益を受けているというだけのことなのだがトリックとそれ以外の方式が混ざるとどうにも奇妙な気がする。次回はテクストと映像の絡みに進む。

土曜日の公開講座の司会を仰せつかる。といってもたいした仕事ではないのだが。