写真つき切手が写真切手になれない訳

■写真集論
 1870年代の写真集と実証主義の言説との関係について資料を読む。写真が貼り付けられることで帯びる意味、写真によるグリッドの問題、継起と類似、通時と共時、イコンとインデックスの関係、ラファエッロの作品に倣った複製の版画の写真という問題、…書きかけ

■写真切手
 郵便局へ行く機会が多いとこんなものも見つかる。写真つき切手である(→http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2003/topics/picture_stamp/kitte_top.html)。写真そのものが切手になりえないところからいろいろな問題がうかがえるのかもしれない。

■テレビの最期
 散髪に行き、テレビが寿命を迎えた際の話をひとしきりする。私は2回ほどテレビが天寿をまっとうした瞬間に出くわしたことがある。散髪屋の若亭主はブラウン管の半分の走査線の青と黄が死んで真っ赤になった画面を見たそうである。私の場合は、左右から画面が狭くなりやがて瞳を閉じるようにして縦方向に狭まり、一瞬光って消えたという何か物寂しくなる最期だった。テレビを最期まで使い続ける人はどれくらいいるのだろうか?