指圧日和

 バッチェン『Burning with Desire』の読み直し。哲学者や文学者等のカメラ・オブスクラという比喩的形象の用法を確認する。

 植物学とトルボットについての論文を読み進める。

 久々に指圧へ行く。ここには海外からの客も来るようでその話を聞いていると面白い。海外では肩凝りという概念や痛みすら曖昧だった人が――例えばドイツでは背中痛ぐらいの言葉しかなくこれは肩凝りとは根本的に異なる痛みのようだ――、日本へ赴任すると肩凝りという概念とともに肩こりという痛みを実感するようになる。もっと多くの事例が欲しいところだが、言葉と身体の問題として何か論じられそうな気がする。