ヴィジュカルと総合

昼から編集会議。ヴィジュアル・カルチャー特集の話し合いである。別の特集にもかめというのは厳しい。書けるけれど時間ないって。
 話をしていて何だろうこの感覚は…。
 グレイシーの代々と手合わせをしろと言われている感じである。エリオが脱線し、それをかわしつつ仲介をするホイスを見て組み合いつつ、いなして控えめに意見言うK1角田みたいな感じをするといえば結構正確な感じがする。そんないいものでもないが。
 議論をしていると、美術作品が複数の機能ないし価値の束というか結び目であることを依然として引き受けられない制度の問題が問題なのだということらしい。後ろ向きのジェットコースターに乗った感じだが―それはそれなりに怖い―、つめられていない問題なのであろう。ここをほじればよいのか。
 ただ、視覚文化の問題というのは、総合格闘技的なことだと常々思う。立ち技が強くて寝技ができなくても、その逆でも、視覚的に魅せられればそれで成り立つ。選手がどこの国であろうがどんな不幸な生い立ちであろうがそれは試合次第なのだということである。レイスやローカリティは二の次、そんな地肩比べをするのがvcなのではないか。これが正直な感想である。
仕事というか宿題をもらう。