電車で足が開く訳

雪。

■紀要
 レポート読了。さて整理。夜鍋の気配。
 ところで私の所属する研究室から新たに雑誌を出すことになった。創刊号は、院生たちのワーグナー論、舞踊論、カント論、その他書評、おまけに私のトルボット論などを掲載する予定。またまとまってくれば宣伝ページを立ち上げて広報いたします。


 背面に不穏な痛みが生じたので指圧に行く。こうした冷え込みの時期、朝洗面台に立ってせきやくしゃみをした瞬間にとんでもないことになる腰痛もちはこの業界には多い。一枚下の平らな腰の筋肉が固まりつつあるので指圧でほぐす。
 40歳前後になると、腹筋が衰えて腹圧が下がり、骨盤が左右に開き、内臓が落ち、そのため下腹がぽっこりと出てしまい、背面の筋肉が収縮したままになリ、腰痛をこじらす人が多いそうだ。よく普通や急行に乗り合わせたおじさんが足を開いているのは、たんにだらしないのではなく、骨盤の開きのために膝をあわせて座ると太ももの筋肉に予想外に負担がかかるからなのである。ちなみに女性の方がこの症状は出やすいという。骨盤ベルトや散歩癖をつけて根気よく胴まわりを鍛えるのが一番の治療法だそうだ。そういう私も腰痛もち。