寒風の中
大学へ。さらに読むべき提出論文を借り出す。
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レースの歴史本を調べる。どうしてもフランス中心でイギリスにまで話は及ばず。もう少し調べてみる。
■トウモロコシになった男
イデオロギー論の復習にジジェク『イデオロギーの崇高な対象』を読み返す。トウモロコシになった男の話は案外面白い。自分がトウモロコシになったと思い込んだ男が治療の末、ようやく自分が人間だと分かって退院する、ところが血相を変えて医者のもとに戻ってきた男がこう言う。「私はわかっているのですが鶏には分かっているのでしょうか」。
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引き続きレポート読み。分析というのは一覧表を作ることではなく、別の記号で再上演してみることでもあると思うのだが、そうではなく一覧表的分析が多い。これには少々辟易。肝心の結論で、漫画は奥が深いとか複雑だとか多様な表現だとかありきたりの抽象的シメが皆同じなのも、作品分析の甲斐がなかろうにと思うことしきり。作例にはあだち充と浦沢直樹と井上雄彦の作品が比較的多い。あだちの無音のコマの重ね方、浦沢の無駄のないコマ割り、井上の…にしても似たような分析ばかりなので飽きてきた。…オノマトペ論は少し展開してみてもいいかもしれない。