■
■解離
- 作者: 斎藤環
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
■古本市
下鴨で納涼古本市が来週開催される。
http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/event.html
納涼とは名ばかりなので日除けと飲み物は必須。学生にカタログを見せてもらったところ双六ものがたくさん出品されていた。
■お仕事
モダニズム建築論を読む。もうひとつのモダニズムの水脈から、作品として囲い込まれない構築の意思だけでは語りきれない建築家の話。
仏画論も読む。閻魔の横にある鏡と社会的構造と欲望を映し出す鏡としての絵、絵解きを描いたイメージのなかでその絵を絵解きするひとに導かれて絵を見るイメージのなかの観者、そしてそれを眼差している観者、さらにはそうした受容の次元を議論している現在の観者=読者。合わせ鏡式に絵を介してまなざしが断絶しつつ繋がりあう。
挿絵論も読み返す。テクストに埋め込まれながらも自立していくイメージ=挿絵をテクストに従属したパラダイムではなくイメージのコードから請出す試み。