ボッグス氏の犯罪?


 ボッグスのまとめをいちおう終了。
 以前は手書きの紙片を使っていたようだが、コピー機レーザープリンタを経た複製の使用という段階に続き、最近ではネット上でのダウンロードとプリントアウトの推奨によって、作品の完成のための規則はさらに複雑になっているようである。彼の「作品」は流通を経た後にようやく消費の段階に達して完成する。
 彼の活動において重要なのは、仲介者のかかわる流通のプロセスのようである。等価な交換である流通が同時に消費にもなる。しかもその流通を経ないと作品は完成しないのだから生産の段階にも流通の過程はかかわっている。
 しかし最近のネットを利用した段階では――印刷するのは各人なので――逆に等価ですらなくなっている(つまりただでダウンロードしてプリントアウトするので)。いちおうDLに課金して1ドル紙幣はDL1ドルとしたほうが規則としては面白い。ここらへんの捻りはどうなのだろう。少し考えてみたい。
 と書いたが、事情を知らない人は何のことかさっぱり分からないであろう。


■占い対霊視
仕事の準備をしながらテレビでザッピングしていたら、細木番組と江原番組が表裏(裏表)で放映されていた。一言、この表裏は奇妙。前者をボツボツ見ていたら、パペットマペットは途中で折れてしまうし、鬼嫁も鬼嫁Tシャツ着てこないし、「テレビ的」設定ではなくて頭を抱えてしまった。ハードゲイ芸人は最後まで自身の設定を守れてよかったと思う。収穫はそれだけ。全部は見なかったけれども。