大学へ。ちょうどレポート締め切り日だったのでその受け取りにいったついでに雑用abcを片付ける。雑用bの公開講座のチラシが思っていたより綺麗にできあがっていた。今年は戦後60年というタイトル。10月二週目の週末から3回に分けて行われる。いちおう宣伝。


関学のKさんからこの10月に開催されるリーグル没後百年シンポのウェブページを教えていただく。下記を参照。
http://kunsthistoriker.at/event_det.php?itemid=287&menuid=4&rubrikid=3
リーグル論も何か書きたくてずっとひきずっている状態。


『劇的ビフォーアフター』という番組がある。この番組もうっかりすると見てしまう。日曜夜8時という放映時間、出演者が家族的年齢構成であること、ナレーションがサザエさん加藤みどりであること、もう何をかいわんや的なこうした固め方に加え、リフォーム前の家を形容する「蝕む」「病んだ」「襲う」という病的なレトリックのオンパレード、おどろおどろしい音楽、そしてリフォーム後に微塵の疑いも視聴者にもたせまいとするあの「なんということでしょう」というナレーションと依頼者の涙とあのテーマ曲――ツッコミどころは実は満載である――で大団円というよくできた進行である。私が毎回気にしているのは、家の名づけ方と匠のネーミングである。前者に関して言えば、「つっこまれる家」「トイレがお風呂の家」「入れない家」「恥ずかしい家」とか。しかし、あの番組の隠れたツボはすべてを豪快に壊しつくすシーンなのかもしれないとも思う。