仕事


今日も大学へ。いちおう公開講座のまとめをしているので。
戦後60年」という深刻で重いテーマ、受講者も平均年齢は60歳以上(?)というなかで、日本文学と東洋史のおふたりの先生が喋る喋る。
 60年の宙吊り状態を経て、国家というフィルターがずれて個と国家との関係、国家と国家との関係、個人間の関係、公私の境界が揺れ動きはじめている状況下で、文学的イメージやメディアの言説において噴出してきているものを引き受けつつ、経験に言葉の楔をいれて考えてみようという試み。司会がちゃちゃをいれて、フロアからも熱い質問があって終了。

終わってしばし文学の先生と心理の先生と飲む。
めまい話をしてクラゲの話とか猿の話とかする。平衡を感知する器官はクラゲの触手に始まるという説。ゾウリムシは違うとか、最近流行の二足ロボットの股関節は猿タイプにすぎないとか、めまいは玄暈〔?〕と書くのはなぜかとか、大岡昇平「歩哨の目」とか、とりとめもなく話をする。