タブロー型展示と初期映画

photographology2005-11-17

■業務
午前パノラマ話。メスタグのヴィデオを見せて、午後クラカウアー、そして蝋人形講義。
行きがかり上、モルグの話を延々とする。身元の分からない死体に15万人が見に行ったとか死体の保存方法とか。今日でタブロー型蝋人形展示はだいたい終了。ついでにもう少しいろいろなタブローを収集してみる。久々にゼッカの映画も見せる。タブローは映画とも緊密に関係している。

右上は今日のタブロー「電気椅子

■大奥の底
『大奥』、いつもCMを見るたびに見なければと思いながら、予告編で小池エイコの薄い眉と内山リナの震える唇だけで満腹してしまい、それで見てしまった気になる。さらに…たぶんその背後で藤原ノリカが高笑いして、高岡サキがその余波で予想外にいいポジションを採って、江波キョウコがそうした状況を静かに微笑んで見つめているのだろう、そう思って見ていない――実際は知らないけれど。芸能界相関図と配役の相関図が妙に私には生々しくみえてしまうのである。配役だけで満腹。隙がなくて見る余地なし。