菊から蝋


 菊人形の歴史をざっとまとめる。
 資料として『菊人形ガイドブック』(ふみづき舎)がやはりすぐには入手困難(入手方法は判明)。とりあえず手持ちのもので簡潔にまとめる。このテーマは生人形や人形師の問題と合わせて再び旋回して戻ってくることにする。もう少し調べが進んだら、武庫川女子大の川井さんにはコンタクトをとろうかと思う。上記の本も展覧会パンフもこのひとがすべて執筆監修しているようなので。
 ブライソンの蝋人形写真論もまとめる。ここで暗に言及されているカントロヴィッチ『王の二つの身体』を読み直す。ひたすら長い。なつかしの各種身体論も目を通しておこう。

 ついでに蝋人形論の収められている論集『視覚的展示』をパラパラ見ていたらレニ・リーフェンシュタールとラバンの関係をめぐる論考を一本発見。映画のためにわざわざダンサーを呼んだ話とか。指導している子にレニを扱っている学生がいるので、いろいろ集めてみないとならない。でもあくまでもレニ崩しのための素材を探すのだけれど。