火曜日


 引き続きレポート読み50本。
 資生堂マキアージュのCM、安野モヨコ働きマン』、いがらし『ぼのぼの』、フリスクCM,荒木『スティールボールラン』、井上『バガボンド』、山岸涼子「私の人形は良い人形」、たかはし『最終兵器彼女』、高野『るきさん』、キング・オブ・バンディット、ウコンの力CM、『アワー・ミュージック』、『有頂天ホテル』、『ローマの休日』、『裏窓』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』、BTの最近のマンガ特集を攻めたもの等など。
 重複していたのは3本のマキアージュ広告分析のみ。ルージュの従来の広告と比較したもの、複数のタレントによる宣伝をついたもの、受容者への呼びかけをついたもの、これが一本になっていれば・・・と思う。『ぼのぼの』は伊藤の本が出た後でこれではつらい。井上のマンガは皆分析を試みるが、もう少し引いてみる視点が必要。最終兵器彼女はもっと核になる部分を取り上げるべき…とかとか独り言いいながら採点終了。山岸涼子の人形マンガは読んでみようと思った。彼女の見開き画面を崩すベタ塗り人形のアンバランスさがツボに入ったこともある。視界の端につねにあって視界を崩す黒髪の日本人形の位置。
 
 ネタよしマワシよしオチよしのミヨシ論文はなかなか少ない。
 でも学生が格闘して言葉を紡ごうとしているレポートを読むのはつねに楽しい。
 
以上、業務日誌。


今日放映の松本清張『指』は見なかった。どうだったんだろう。指映像研究者としては気になるところである。