ペーパー・ムーン


仕事で大学。雑用の山を片づけ、ふと気づくと次の学会誌原稿の締め切りが明日だという。融通はきくと思うが隕石並みの雑用が舞い落ちてくる。締め切りの融通をなるべくきかせるように働くことにする。


MoMAでのデマンドの展覧会カタログを見る。カタログにつけられたRoxana Marcociによるエッセイのタイトル「ペーパー・ムーン」。まだ7分くらいしか読んでいないけれど、これは実に上手いタイトルだと思う。映画のペーパームーンはこれ。
ペーパー・ムーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
薄い書割にすぎないペラペラの紙でできた月が本物の月になる。
ふとメリエスなどの初期映画での薄片の奥行きも思い出す。デマンドを触覚的奥行きで議論するとどうなるのかとか。