からくり展、からくりの映画、プロレスのからくり

■からくり人形展

京都の高島屋でからくり人形展が開催される。
「からくり人形展 玉屋庄兵衛の世界展」3月23日から4月3日まで。
http://www.takashimaya.co.jp/kyoto/event2/index.html
個人的には実にタイムリーな催し物。


アメリカン・プロレス(論)に抗して

 マイケル・ボール『プロレス社会学――アメリカの大衆文化と儀礼ドラマ』(同文館)が届く。もちろん基本はアメリカン・プロレス。これに並ぶアメリカのプロレス論者にL・トンプソンがいる。トンプソンの1986年の論文「日本におけるプロレス――メディアとメッセージ――」でのプロレス論、これへの批判の論点を抽出する必要がある。そのために

日本プロレス学宣言

日本プロレス学宣言

を注文。アメリカン・プロレスは複雑な単純さがある。そこに抗したい気もする。
 また、プロレスは明らかに視覚文化である。すでに各所で言及されているジェンダリングやその他の差別の問題はもちろんだが、会場での照明の使い方、音楽の使い方、対戦相手の画像の制作様式、そうしたものが今ひとつ記述されていない気がする。言ってみれば格闘技やプロレスの表層的からくりのこと。


吉田喜重上映会
http://www.geocities.jp/positionwest3/04_jyouei/vol20/index02.htm#a1

 以前挙げましたが企画が明日からなのでもう一度宣伝に挙げときます。
 私自身は26日に『東京大学 学問の過去・現在・未来』『夢のシネマ 東京の夢』を見にいく予定。プログラムをよく見てみると、『狂言師三宅藤九郎』『愛知の民俗芸能』のセットも捨てがたい。後者にはからくりが、そして前者には狂言がある。これも個人的にタイムリーな素材である。

いちおうからくりでくくった三点。
オチはなし。