王の言説

■心臓
親類が緊急手術をすることになる。
ということもあって、心臓手術についていろいろと調べている。
いくつかの方式があり、それが患者の年齢や体調や病状と関連づければ、どのような方式がベストなのか。成功率がどれくらいのものなのか。ついでに手術法の歴史とかも調べる。

■王物語
　さんざ宣伝した吉田喜重上映会にも、ばたばたしていたのでトーク終了後に漸く顔を出す。
王貞治の映画が予想外に面白かった。恥ずかしながら吉田作品はろくに見ていないけれど、これ一本から、鏡と映ることと見えるなかの見えないことを中心にして物語が別な方向へと編成されていくのだろうと勝手に推測する。
　鏡に自らの姿を映してフォームを調整する王の見えない球のひとつが満場の球場でダレもが見たと思いなしているが実は見ていない756号のミートの瞬間の球であり、その偶然を必然にした誰も見ていない球が、王を含め、周囲のひとびとを後戻りできないような区切り以後の道へと導いたというくだり、これがやはり印象に残る。

　もちろん、現在各種メディアで中途半端に言説化され物語化されている王ジャパンをちょっと頭を冷やしつつ見るためにもいいかもしれない。

情炎 [DVD]

とかボックスセットが去年から出ていた。
『美の美』は実はあらかた見ているのだが、上記のことを考えながら見ると、カメラワークから画面の捉え方から何もかもが別の見え方をしてしまえることも納得。

■ユーミンづくし

昨日三次会にいったお店はユーミンづくしの店。音楽はもとよりメニューも曲名づくし。
しかたないので守ってあげたいを注文する。
甘いことこのうえなし。