水木終了

■水ゼミ
水曜ゼミ。民謡の発表とヌーヴェル・ヴァーグの読み直し発表。前者は、対立項をきちんと明確に立てて分析にかかったほうが話が早い。後者は、受容に関する資料のあたりをつけてから構築しないと後々困りそうな気もする。
どちらも聞きごたえはあった。もちろんどちらも序論の心得的内容だったけど。

終わって夕刻学会誌の編集仕事の引継ぎ。ようやく荷をおろさせてもらう。
飲みに行き、某大学の先生に先日の美術史学会の感想を聞く。ポイントは2つ。美術史はもはや多様な解釈に飽きつつあり、ものへの動物的回帰をとげつつあるということ。そして日本美術史の枠組みで近代という設定が何の苦もなく議論の対象になりおおせているということ。実際に見ていないのでなんともいえないけれど。

■木
かわいい論講義。濱マイクの写真ブースネタについて長々と喋り、その後本筋のキャンプ的写真について話をまとめる。単体で取り出されている写真を使った作家の試みを大きな枠組みで流れとしておさえて次につなぐ。次は携帯写真とシアトリカリティ。予定としては、その後バッチェン&エリザベス、そしてノスタルジア写真再考。

映画作品ゼミは音の項終了。あとはドラマとストーリーの分析方法で基礎編終了。
フェリーニにくらっとしてド・ヌーヴにぐっとくる。